揺れる想いと曖昧な関係〜彼の笑顔に隠された真実〜

・作

私が大毅と出会ったのは、マッチングアプリだった。特に深い意味はなく、ただその日の夜、なんとなくアプリを開いてスクロールしていた時だった。彼のプロフィール写真を見た瞬間、「かっこいい…」と心の中でつぶやいて、気づけば「いいね!」を押していた。

 

24歳、スポーツ好き。

ゴルフと剣道が趣味で、笑顔が魅力的なその顔に一目惚れしてしまった。

 

『よろしくお願いします!』

 

軽い気持ちで送ったメッセージ。

万理華にとっては、まさか彼から返信が来るとは思っていなかった。

だけど、次の日には彼から「いいね!」が返ってきて、トークが始まった。

 

『ゴルフって大変そうだけど、楽しいですか?』

 

『うん、楽しいよ。特に仲間と一緒にやるとね。』

 

会話はごく普通のものだった。

趣味や好きなことについて話しているうちに、大毅の落ち着いた雰囲気にどんどん惹かれていった。彼は、まるで年上の優しいお兄ちゃんのような存在だった。

 

トークが続いて1週間ほど経った頃、大毅から会う提案が来た。

 

『実際に会ってみない?』

 

万理華はそのメッセージにすぐに答えた。

 

『ありがとうございます!

  是非、会いたいです!』

 

と返信し、その日から何を着ていこうか、

どんな話をしようかと心が踊っていた。

 

しかし、初めての顔合わせの日、大毅は待ち合わせ時間から3時間も遅れてきた。

スマホを何度も確認し、彼からの連絡を待ちながら、万理華は焦りと不安が募った。

 

『ごめん、ゴルフが長引いちゃって……』

 

彼が現れたのは、ようやく夕方近く。

万理華はがっかりした気持ちを隠せなかったが、彼の軽い謝罪とともに、また彼の笑顔に心が揺れた。

 

しかし、次に彼が言った言葉は、万理華にさらなるショックを与えた。

 

『俺、彼女探してないんだよね~。』

 

軽い口調で、大毅はさらっと言い放った。

 

その言葉を聞いた瞬間、万理華は胸が締めつけられた。彼女はこの出会いに期待していた自分がバカらしく感じ、遊びだったんだという現実に直面した。

 

でも、不思議とそれでも大毅との関係を切りたくはなかった。

大毅の優しさや、余裕ある態度、そして何より彼の笑顔が、万理華を引きつけてやまなかった。

 

それから大毅とのセフレ関係が始まった。

 

私たちは、毎回、近くの公園で待ち合わせをし、大毅の車で、ラブホテルに向かうのがお決まりだった。

 

 大毅は、雰囲気は、お兄ちゃんみたいにしっかりしていて、優しいのに、プレイ中になると、M男になるのが、ギャップがあって可愛かった。 

ラブホテルにつくと、大毅が 

 

『どれにしようかな~?』 

 

とラブホテルに置いてある、コスプレを選ぶのが決まりだった。 

コスプレが決まると、まず、私に  

 

『舐めて』 

 

と言って、大毅のモノを差し出してくる。

私は、大毅のモノを根元から先端までゆっくりと舐め上げる。

 次に、タマタマを口の中に入れてペロペロと舐め回すと、大毅のモノはカチカチに硬くなる。 大毅が 

 

『乳首も……』  

 

と言って、舐めるように私に甘えてくる。

 私は、大毅の乳首を舐めながら、手を使い、大毅のモノを触る。

大毅は、私の頭を優しく撫でながら、 

 

『気持ちいいよ……』 

 

と言ってくれる。

私は、嬉しくなり、大毅の乳首に軽く歯を立てる。すると、大毅は、ビクッとして 

 

『あっ……ん……』 

 

と声を出す。 

私は、大毅の乳首を舐め回しながら、手を使って大毅のモノを上下に動かす。

そして、たまに先っちょをグリグリする。

 そうすると、大毅は、 

 

『あぁっ……イキそう……』 

 

と言って、私の頭をぎゅ~っと抱きしめる。 私は、手を動かすスピードをだんだん速くする。すると、大毅は、腰を浮かせて、 

 

『あっ……イクッ!』 

 

と言って、大毅のモノを握っている私の手に、大毅の白いのが垂れ流れる。

私はそれを見て

 

『今日もいっぱい出たね❤』

 

と言って、ティッシュで綺麗に拭いとる。

その後は、お風呂で、2人でゆっくり浸かりながら、たわいもない話をして、ラブホテルを出るのが定番の流れだった。

 

ラブホテルの帰りは、大毅の来るまで送ってもらい、いつも

 

『今日もありがとう、楽しかったね。また会おうね!』

 

と言われ、彼との時間を終える。

彼と過ごす時間は、楽しいし心が満たされたような気がした。

だけど、彼の言葉の奥には何の真剣さもないことがわかっていた。

それでも万理華は、大毅の隣にいることで得られる一瞬の安らぎにすがりついていた。

 

万理華は、大毅が自分に特別な感情を持っていないことをわかっていた。

それでも、彼と一緒にいる時間は心地よかった。彼の優しさに触れるたび、少しだけ自分が彼の大事な存在であるように錯覚してしまう。

 

ある日、大毅と別れ際に、万理華はふと自分に問いかけた。

 

『私はこのままでいいのだろうか…』

 

大毅に恋している自分と、彼にとってただの「セフレ」でしかない現実の間で、心が揺れていた。

 

その夜、ベッドに横たわりながら万理華は思った。

 

『彼との関係はこのままでいいのか?』

 

大毅の笑顔は、彼女にとって希望だったけれど、同時に彼にとって自分は何でもない存在だという現実が、胸に刺さって痛かった。

 

結局、万理華はその答えを見つけられないまま、また次の約束に応じるメッセージを送った。

彼との時間はまだ終わらない、そう思いながら……。

 

(了)

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