バニーガール姿の素敵な彼女は実は男の娘だったのです
女装好きの私は、同じ趣味のお友達と時々女装イベントに出かけていました。最初は知らない仲だったのにイベントの度に顔を合わせると、いつの間にかお友達になってしまいます。そして、その輪が段々広がっていきました。
同じ女装でもアニメキャラクターなどのコスプレ好きな人もいれば、セクシーなランジェリーや水着が好きな人もいます。そんな女装の中でも私はバニーガールが大好きで、バニーイベントには必ず参加していました。
東京にはバニーガール衣装の専門店が幾つかあります。私はそこで新しい衣装を選ぶのが好きで、休みにはよく足を運び、試着をしました。そして、そのお店で度々顔を合わせる一人の女性がいました。彼女もバニー好きのコスプレヤーで、コスプレイベントではバニーガールになると言っていました。
ただ、声も女の子の様に高く、私はずっと彼女が男の娘だということに気が付かなかったのです。一度、コスプレイベントで彼女と一緒になったことがありましが、体型も女性と変わらないので私は純女さんだと思っていました。ただ凄い人気で、いつもカメラを持った男性に囲まれていました。
ただ、私が行くのは昼間のイベントより女装者の集まる夜のイベントの方が多く、夜のイベントには彼女は来ないので、そこでは会うことはありませんでした。
そんなある日、私はまたバニー衣装専門店で彼女に会いました。彼女は私が女装者だということを知っていますが、顔馴染なので私と気兼ねなくお話をします。
特にバニーは試着しないと身体にピッタリのサイズが分からないので私たちは必ず着てみるのです。そんな私に彼女は時々アドバイスをしてくれるようになりました。
バニーガールのいいところは水着やランジェリーと違って股間がしっかりカバーされているので、気にしなくていいところなんです。
私は痩せていて胸がないので谷間を作るのは無理だと思っていましたが、彼女が「ヌーブラを使えば胸の谷間を作れるのよ」とを教えてくれました。
そして、コルセットでウエストを締めれば括れが出来るし、お尻や腰にパッドを入れると骨盤が小さくてもヒップを大きく見せることが出来るのよと言うアドバイスもくれました。
そんな彼女を私は一度、夜イベントに呼んだことがありました。彼女が選んでくれたバニーガール衣装を着て私が登場すると会場の歓声が一段と大きくなり、スマホのストロボが一遍に光りました。客席にいた彼女は驚いたようにみんなと一緒に拍手をしてくれました。
イベントの終わった帰り道、私は男の姿に戻って彼女と一緒に手を繋いで帰りました。そして私が「女装をする僕のことどう思う?」と聞くと、彼女は「凄く素敵よ。綺麗だし、大好きよ」と言ってくれました。
私も「君が好きだよ」と言い、夜明けの誰もいない街角で私は彼女を抱き、唇を合わせました。私は自分の趣味を理解してくれたくれたことが何より嬉しかったのです。
でもその時、彼女から私に意外な告白がありました。彼女は「本当は私、女じゃないの」と言ったのです。それは私にとって信じられない事実でした。
ショックを隠せない私は、そのまま彼女を連れて近くのホテルへ直行しました。お互いに告白したので彼女も嫌がらずホテルの部屋に入り抱き合ったのです。ただ、彼女の身体は胸大きく、腰も張り出して括れもあり、普通の女性と変わらないのです。
でも、私が彼女の股間に手を伸ばすとそこには小さな少年の様なペニスがありました。ただし、彼女に睾丸はなく、その下に可愛いヴァギナが着いていたのです。
私は驚いて「君は男なの? それとも女なの?」と聞きました。でも、それは彼女自身もよく分からないというのです。
「私は生れた時からこんな身体で、両親は直ぐにペニスを切除して女の子として育てるつもりでいたんです。でも、検査をしてみると体の中に睾丸が隠れていて、女性器はあるけれど子宮も卵巣が無いことがわかったの。だから、私の戸籍は男の子になったのよ」と言いました。
更に、「私のペニスは成長すると勃起するようになり、射精も出来ることが分かりました。ただ、睾丸はあっても精子を作る機能は無いので、子供を作ることは出来ないんです」と言ったのです。
私は「君が男でも女でも、そんなことは構わない。僕は君が大好きだ。大好きな女の子だ」と言って、股間に手を伸ばすと、彼女のヴァギナは溢れる汁で濡れていました。
私は彼女のヴァギナにゆっくりとペニスを挿入すると彼女は痛みで顔を歪めましたが、直ぐに私を受け入れてくれました。彼女にとって初めてのセックスだったので、少し血が滲んでいるのが分かりましたが、私はゆっくり動きながら最後は彼女の中で果てました。
その後、彼女の身体は性分化疾患という病気で、遺伝子の異常で男の性器を持ちながら次第に身体が女性のように変化していくのだと知りました。
それから私たちは、一緒に暮らすようになってもバニーガールイベントに二人で参加しています。私のコスプレも彼女のお陰で一段と進歩し、私たちは女装カップルとして注目を浴びるようになりました。
いつの日か、彼女が本当の女性になって戸籍を女性に変え、結婚できる日を私は夢見ています。そのために今は二人で働いて、お金を貯めることに一生懸命なのです。
(了)
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