トランスジェンダーひろのオトコとオンナ!全部魅せるわよ13

・作

ともかく私もエツコも互いにカラダも心もハマってしまった、それしかないっていう感じね。

 

私はもうエツコなしの人生は考えられなかったし、いつもいつも、仕事でもプライベートでもそばに彼女がいないと不安になってしまうほどになっていたの。

 

お仕事でだって誰がいても事務所にエツコがいたならば他人の目なんか気にしないでイチャイチャしていたし、社長もちゃんとノルマさえこなしていれば何にも文句は言わなかった。私はその当時、小さい会社ながら役員扱いになっていたので業績さえ目標を達成していたならば問題なしって立場だった。もちろん毎月のノルマはちゃんと達成していたし、エツコもそれがとってもうれしかったみたい。だって小さな会社だし、ちょっと何かあればたちまち倒産という波にさらわれてしまうってことくらいわかっていたからね。

 

第12章で書き記した通り、私たちは同棲し、毎日が本当にバラ色だったの。結婚の意思を告げることもあるから、私の正体についても話したわ。エツコもそりゃびっくりしていたけれど、そういうキャラクターなのだからそれは受け入れるしかないわねって彼女は言ってくれたの。

 

それでコクった後、私がオンナの姿になってエツコと二人記念に写真を撮ったのよ。私のこと、きれいって言ってくれたし、エツコももちろん美しくセクシーだったわ。

 

あまりの美しさにお互いどちらともなく口づけをかわし、ドレスの中へ手を入れあって濡れるヴァギナに舌を挿入したり勃起するペニクリをしゃぶったりして思わず乱れしまったの。

 

「気持ちいいっ!もっとしてっ。しゃぶってっ!」「舌を膣に入れてっ!」と叫びあってしまったくらい。

 

そして二人して有休をとって市役所に結婚届を出しに行ったの。私はもちろんオンナの姿で、エツコといっしょにだよ。彼女は全然に気にせず、これからはあなたらしさをより大事にして、私の前では素のひろでいてねってまで言ってくれたの。

 

「今度、一緒に下着やお洋服買いに行こうか?」

 

私との新たな楽しみが増えて子どもみたいによろこんでくれている。私、エツコとご縁があって幸せだわ。

 

私たちは毎晩セックスをしたの。不思議よね、毎日していても飽きないし、マンネリにもならないし、むしろ日々の交わりが新鮮で、その都度新鮮な官能を味わえたわ。

 

艶ごとで味わうって言葉を使うのも変かもしれないけれど、私もエツコも互いのカラダを、を味わい尽くしていたわ。

 

これまで私もいろいろな女やオトコと経験をしてきたけれど、本当に初めての事よ。こんなすてきなオンナとの出逢いがあるなんて、私ってラッキーね。

 

エツコと結婚して5年の歳月が過ぎた今でも悦びにあふれたセックスは堪能しているし、お互いの愛は不変なの。でも、最後に話してしまうけれど、エツコからの提案で私たちが仮に各々別に好きな人ができてもそれは互いの「プライベート」として受け入れて口出しはしないって約束をしたの。

 

そんなに愛し合っているのにどうして?そう思う人も少なくないでしょうね。

 

私がトランスジェンダーだと告白し、それを受け入れてくれたエツコの最大限の配慮だと思っています。

 

これから先、ひょっとしたらエツコ以外の運命の出会いがあるかしれない。私はトランスジェンダー。オトコとの出逢いがあるかもしれないでしょ。

 

エツコは言うの。

 

「私はもうひろさえいてくれればいいの。たぶん、他の男性を好きになったりすることはないと思うし、ひろがトランスジェンダーとしての個性にためらいができてしまうのはいやなんだ」

と言ってくれた彼女。

 

正直私自身、好きなオトコができない保証は無理って話。優柔不断とでもなんとでも言うがいいわ。でも、それが私だから。

 

「あぁっぁぁぁぁぁぁ!ひろ~っ!気持ちいいっ。もっと奥まで挿入してっ。もっと、もっとぉ!」

 

エツコは私の上でカラダを反らせながら喘ぎ、豊満な乳房を揉みながら悶えているわ。こんな感度のいいオンナ、そうはいないわよ?

 

みなさんも一度はこんないいオンナとエッチしてみたいでしょ?えっ?私とがいい?

 

あなも私同様そうとうなドスケベね。

(了)

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