文字だけでSMの相手を探す掲示板時代の奴隷

・作

今ではメールやラインと言った文字による通信が会話以上に一般化され、それが日常化しています。ただ、ひと昔前はSMサイトの掲示板などで気に入った相手を見つける方法が出会い系サイト以上に多く使われていました。それはS女性が書き込みをしてM男性を見つける場合もあれば、M男性が自分の性癖を告白し、S女性を探す時にも使われていました。

 

今と違い画像もなく文字だけで相手を探すので、手探りの文字だけの会話と言う特殊な方法でした。ただ、その内容は決してソフトなものではなく、かなり過激なものも多く、「奴隷を一頭飼いたいと思っているの。絶対服従を誓い、私の欲望を満足させられる真正マゾを募ります」「私の熟れた身体を満足させられる舐め犬を募集します。お前が使うのは舌だけ、それで我慢できるM男からのメールを待っています」「奴隷になって私にお前の全てを差し出す覚悟のある真正マゾを募集します。それが悦びだと思える者はメールしなさい」などと言ったものが目につきました。

 

私はそのような文字に心をときめかせ、心から崇拝できる女王様に巡り合うため、いくつも返信メールを送り続けました。ただ、私の返信に反応してくれる女性は少なく、冷やかしや業者が自分のサイトに引き込むために書き込んだものが多かったのです。私は何度か騙されてお金を取られたこともありましたが、その中で一つ本物の女王様からの返信がありました。

 

「あなたの返事を読みました。冷やかしメールではないと感じたので、あなたに会ってみようと思います。真面目そうで、SMに慣れていないのがよく分かりました。調教して私好みの奴隷に出来れば長く飼ってみようと思っています。私が求めているのは奴隷としての素質は勿論、社会人としての常識を持っている者です。きちんと敬語が使えて相手の思いを察することの出来る人間です。ただ、私といる時は自由をはく奪します。あなたは飼われる者、私は飼い主です。その覚悟があれば返事をしなさい」と言うものでした。私は直ぐに返事を書きました。

 

「ご返事いただき、感激しています。このように丁寧なご返事を頂いたのは初めてです。私は厳しい躾をされ、あなたの気に入るような奴隷になることを心から望んでいます。私はあなたに服従を誓い、支配されることを心から望んでいます」と書いてメールを送りました。すると面接するための日時と場所が書かれたメールが届きました。多少の不安はありましたが、私はお会いしたい一心で出かけることにしました。

 

私が待ち合わせ場所に着くとメールが届きました。「遠くからお前を見ています。今からそこへ行きます」と言う内容でした。彼女は大きなバッグを持っていて、それを私の持たせると「付いてきなさい」と言って先に歩いて行きました。そして、私を連れて行ったのはSMプレイの出来るラブホテルでした。そこで、私は面接と身体検査をされました。

 

部屋に入ると彼女は土足で上がり、ソファーに座ると「そこで全裸になって正座をしなさい。これから私のことは女王様と呼ぶのよ。私はお前と呼ぶことにします。合格したらお前に新しい名前を付けてあげるわ。私を呼ぶときの名前も教えてあげます」と言いました。私は「本日はお会い頂き感謝しています。奴隷にして頂けるよう、女王様のために励みます」と挨拶しました。すると「お前は女王様に会うのに陰毛を処理していないの。奴隷はパイパンが常識よ。直ぐにシャワーを浴びて陰毛も剃ってきなさい」と言われたのです。

 

私はホテルに備えてある剃刀で陰毛を綺麗に剃り、アナルも身体も綺麗にして女王様の前でまた土下座をしました。「綺麗に剃ってきたわね。私の手が汚れないようにアナルも綺麗にしてきたわね」と言われたので、「はい、女王様」と応えました。そして、奴隷の基本だという靴舐め、足舐めを教えられ、首輪を着けられると犬の躾をされたのです。そして「奴隷は部屋に入ったら全裸になること。そして、犬の様に四つ足で歩くこと。口答えは許しません。お前が話せるのは「はい、女王様」と「ありがとうございます、女王様」だけ。「私の命令には絶対服従よ」と言ったのです。

 

そして、最初の検査は乳首の反応でした。「マゾは乳首が敏感だから触ると直ぐに分かるの」と言い、抓ると私が善がり声を出したので、「お前がマゾだということが分かったわ」と言い、更にペニスをしごかれて直ぐに勃起させること、アナルへ指を入れると直ぐに身体を痙攣させて善がり声を出すことを確かめました。そして、その3点責めを繰り返し、マゾとしても素質を確かめたのです。

 

更に女王様はバッグから電マを取り出し、先にアタッチメントを差し込むと私のアナルへ挿入し、スイッチを押しました。そして、私が感じているのを確かめると更にアナルの拡張を始めました。そして「お前のアナルはよく拡がるから、きっとフィストが出来るようになるわ。お前のアナルへ手が入るようになるのが楽しみね」と言い、面接と検査は終了しました。

 

最後に女王様は「今日のご褒美よ」と言って、ショーツを脱ぐと私の顔の上に跨り、「口を大きく開けなさい」と言って私の口へ聖水を流し込みました。私は初めての経験でしたが、夢中で飲み干し、女王様が「お掃除」と言うと綺麗に股間を舐めてお掃除をしました。「よくできたわ。今日の結果は帰ってからメールで知らせます。今日はまっすぐ帰りなさい。今日は射精させなかったけれど、私は奴隷に射精をさせない主義よ。帰ってから思い出してオナニーしなさい」と言ったのです。

 

ただ、その日はいくら待っても返事は着ませんでした。私が悲しくて落ち込んでいた翌日の午前中、女王様から「お前を奴隷として飼うことにします。これから私を楽しませるために励むのよ」と言う合格のメールが届きました。その日から私は彼女の奴隷として呼ばれると直ぐに駆けつけるようになり、名前を「トシヤ」と着けて頂きました。そして、女王様からは名前を「真美様」と呼ぶように言われたのです。それから半年後、私はアナルフィストが出来るようになり、お気に入りの奴隷として、それから3年間奴隷として飼われました。

 

(了)

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