酔えば甘え上手、醒めれば攻め上手。お酒が解き放つA子の素顔
東北に転勤した私は、24歳の若さで新しい環境に少し不安を感じていました。
そんな中、営業先の事務のおばさまからA子さんを紹介されることになりました。
A子さんは営業先の元従業員で、退職後もおばさまと仲良しだそうです。
おばさま経由でメールアドレスを交換し、何通かメールで挨拶を交わした後、A子さんと会うことになりました。
金曜日の仕事帰り、A子が予約してくれた居酒屋へ向かいます。
私が先に着き個室で待っていると、10分ほどでA子が到着しました。
初めて会うA子は、ヒール込みで身長170cmほど。
耳が隠れるぐらいの黒髪ショートに、パンツスーツ姿。
目鼻立ちがはっきりとした「できるキャリアウーマン」という雰囲気でした。
歳上ということもあり、かっこいい美人という印象を受けました。
「〇〇さん、はじめまして!想像より若いし、かっこいいじゃん!」と明るく挨拶され、その笑顔に心が躍ります。
「とりあえず飲もう!ここ鍋が美味しいから、楽しみにしてね」と言って飲み始めます。
A子はお酒が強く、ビールで乾杯した後もカクテルやワインを次々と飲んでいきます。
私はお酒が強くないため、A子がおすすめするものを少しずつ飲んだり、彼女が飲んでいるものを1口もらったりしました。
仕事の話やおばさまとの過去話などを楽しみながら、美味しいコース料理を堪能しました。
A子は気さくな女性で話が盛り上がり、そのまま2件目へ向かうことになりました。
2件目はチェーンの居酒屋でしたが、個室ではなくガヤガヤしていました。
「落ち着いて話せないねー」とA子が言った瞬間、私は思いつきました。「私の家近いんで、家で飲みますか?」
するとA子は「いいねーいこいこ!でも初対面で家に連れ込むなんて、遊び人かな?」とからかうように同意してくれました。
家の近くのスーパーでお酒や軽食を購入しながら、A子はなかなか酔っていて移動中は私と腕を組んで歩いていました。
その瞬間、彼女との距離感が一気に縮まり、不思議な高揚感が心を満たします。
家に着き、お酒を飲み始めると、A子は先ほどまでとは変わり、恋愛や異性の話を多くするようになりました。
「私って井上和香と3サイズ一緒なんだよ」と言いながらベッドでごろごろしたりしていました。
私がトイレから戻ると電気が暗くされており、A子はベッドで布団をかけて顔を隠していました。
その姿にドキドキしながらも可愛く思い、私はA子の横に座りました。
布団を捲るとイタズラっぽい笑顔を見せたA子。その後すぐに真剣な表情になり、「ねぇ、キスして」と言います。
私は促されるようにキスをし、その瞬間彼女の柔らかな唇が心地よく感じました。
ディープキスを続ける中、お互いの服を脱ぎ始めます。
胸や恥部を触り合うと、その熱気に包まれた空間には会話はなく息遣いだけが響いていました。
A子は受け身の姿勢で私が彼女の身体を舐めると、「もっと」と甘えた声で囁きます。
その声に心臓が高鳴りながらも、彼女の身体は発言通り素晴らしいものでした。
耳元で「早く挿れて」と言われた瞬間には、一気に興奮が高まりました。
部屋に用意していたゴムをつけ挿入すると、A子は口を抑え声を我慢している様子。
彼女は手を私の首に回したり足をクロスさせたりしながら、「もっとぎゅってして」と求めてきます。
その瞬間、自分自身もどんどん興奮していきました。
体位を変えることなく射精すると、A子はしばらく息を整えた後、微笑みながら抱きしめてきました。
私の胸に顔を埋めるようにしてすり寄ってくる彼女。
その仕草には思わず心が温かくなります。
「初めましてなのに、しちゃったねー」と笑顔で話すA子。
その後のA子は口調や仕草が甘えん坊になり、「ぎゅって♡」と言って私に抱きついてきます。
対面座位のように私の上に座ったりする姿にはドキドキせざるを得ませんでした。
甘えるA子を可愛がりながらも、その後何回か甘やかしセックスへと続いて行きました。
深夜から明け方までセックスし、二人でシャワーを浴びたあと一つのベッドで昼過ぎまで寝てしまいました。
起きてから再びセックスすることになりましたが、お酒が抜けたA子は少し攻めっ気が出ていたようです。
一方的に私を攻め立ててきます。
身体のいたるところを舐めたりフェラしたり、「おっぱい好きでしょ?挟んであげる」と言って私の腰の下に足を入れます。
彼女の大きな胸に挟まれながら時折先っぽを舐められるなど激しく攻め立てられ、その快感には思わず声が漏れました。
射精しそうになると、「だめだよ!挿れてくれなきゃ」と言って攻める手を止めます。
しかしゴムは使い切ってしまいました。
私のあそこを自身の恥部に擦り付けながら悩むA子。
「外に出してね」と言われた瞬間には同意する前にも関わらず騎乗位で生挿入されました。
焦らされていたこともあり、その腰の動きには驚愕するほど興奮しました。
私の顔を見る彼女は笑顔で腰を振ります。
「無理!もうイキそう!!」と言った瞬間、すぐさま手コキフェラへ切り替えます。
たまらず彼女の口の中で射精しました。
「昨日から何回も出してるのにすごい量出てるけど、そんなに気持ちよかった?」と笑顔でからかってくるA子。
その後シャワーを浴びて夕飯へ行き、その後駅まで送ります。
数日メールや電話のやり取りを行い、交際へ発展しました。
交際から数ヶ月経つと半同棲状態となりほぼ毎晩セックスする日々。
平日はA子が攻めてくれ、週末になるとお酒が入った彼女は甘えん坊になって私が攻めるというパターン。
2年ほど交際しましたが、A子の転勤によって別れることになりました。
あの日から始まった恋愛は、一生忘れない素晴らしい思い出となりました。
A子との日々は心に深く刻まれており、彼女の甘えん坊な姿やギャップに、今でも思い出しては胸が締め付けられるような感情が湧き上がります。
あの瞬間をもう一度味わいたいと、ふと考えてしまう自分がいるのです。
(了)
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