マゾの性癖を生かし、S女性の玩具にされる派遣風俗で働く

・作

今から十数年前、私はそれまでの仕事を辞めてフリーで仕事を始めた頃のことです。どこで私のことを知ったのか、ある一通のメールがパソコンに届きました。文面は女性の文章で、「私は貴方のブログで貴方の性癖を知りました。そして貴方が真正マゾだということが分かり、私たちが運営するお仕事の仲間に入って頂きたいと思いご連絡した次第です。私たちは身元のしっかりしているM男性をS女性に紹介する派遣の仕事をしています。もし、貴方が私たちの仕事にご興味があれば是非ご連絡下さい」と書かれていました。

 

何処で私のことを知ったのか? ブログかな? Twitterかな? と思いながらも知らない人が私の性癖を知っているのは背筋が寒くなる思いがしました。でも、私の空いている時間に自分の性癖を生かしてアルバイトが出来るならいいかも? と思いその人に会ってみることにしました。身分を証明できるものと認め印を持参するように言われ、もし怪しい仕事だったから抜け出せなくなると言う心配もありましたが、風俗は犯罪ではないので、思い切って会ってみることにしました。

 

女性が現れるとばかり思っていたのに担当者は男性で、仕事の内容を詳しく教えてくれました。簡単に言うとデリへルの男性版で、出張ホストがM男性だということです。お客はサディストの女性で、気に入ったマゾをホテルへ連れて行き、調教プレイを楽しむと言うものです。鞭や蝋燭、浣腸器、ロープなどの道具類は全てM男が用意し、それをお客が使って私を調教するのです。

 

ハードな仕事なので、身体に傷や痣が出来ることもあります。でも、アルバイト料は高額で、M男の取り分は女性の支払う額の30%と言う事でした。正式な契約書を取り交わし、キャバ嬢が使うような可愛い名刺を作るように言われ、お客に会う時は必ずスーツ姿で、清潔な身なりにするように指示されました。空いている時間を事前に伝えておくとその時間に仕事が入ります。

 

ただ、時間に待ち合わせ場所に行っても相手が私を気に入らない時は空振りもあり、何度かそれを経験しました。仕事は私の知っているSMプレイが殆どで針で血だらけにされるようなことはありませんでした。ただ、一人の女性が何人ものM男侍らせて楽しむ女王様プレイやS夫婦が私を呼んで二人に責められたり、ご奉仕するといったケースもありました。

 

私が初めて呼ばれた時のS女性の体験をお話します。その女性は40代くらいの温厚そうに見える方で、優しく私の名前を呼ぶと「着いてらっしゃい」と言うと先に歩き出し、SMルームのあるホテルへ入ってきました。部屋へ入ると私は「本日はご指名いただきありがとうございます。私の身体を使って存分にお楽しみください」と挨拶しました。すると、今まで優しそうだった女性は急に態度が変わり、「そこで全裸になって土下座。今からお前は私の奴隷だよ。私の命令には絶対服従。NGは許さないからね」と言ったのです。私はお金で買われた身だということを痛感しました。

 

私が責め具をテーブルに置くとそれを確かめ、土下座した私の頭をいきなり靴で踏みつけ、最初に靴の掃除をさせました。「奴隷に最初にさせるのは靴のお掃除。綺麗に底まで舐めるのよ。いいわね」と言いました。更に彼女は靴を脱ぎ、私にストッキングを脱がせると足を丹念に舐めさせ、「指の間もきれいに舐めるのよ。それが奴隷の仕事」と言いました。

 

彼女は服を脱ぎ下着姿になると、私の手をロープで縛ると天井のフックに通し、爪先立ちになるまで吊り上げ、鞭を使って私の背中やお尻を叩き、私に「奴隷は鞭で打たれるたびにお礼を言うものよ。お前は鞭で打たれて嬉しいんでしょ」と言うのです。私は「はい、女王様」と応え、打たれるたびにうめき声を上げながら「ありがとうございます」とお礼を言いました。

 

その後は、従順になった私を犬にして女王様はご奉仕に使いました。下着姿のままベッドに横たわり、パンティを脱ぐと私に「ご奉仕しなさい」と言って股を開きました。鞭で興奮している彼女の股間は既に濡れていて、彼女はイクまで私に性器を舐めさせました。善がり声が次第に大きくなり、身体が痙攣を始めると彼女は尿道から大量の潮を吹き、絶叫しながら果てました。私の顔はびしょびしょで、舌は既に感覚が無くなり、とても辛いプレイでしたが、彼女は満足したようで、その場で電話をして終了の報告をしていました。やっぱり、女性にはご奉仕が絶対に必要だということがよく分かりました。

 

次の仕事はしばらくなく、やっと来たオファーはS夫婦のお相手でした。奥様からのご要望で、私を調教し、興奮した後に夫婦の激しい営みを私に見て欲しいというものです。待ち合わせ場所に現れたのは旦那様で奥様はホテルの部屋で待っているという事でした。奥様は既にボンテージ衣装に着替えていて、私が全裸になると直ぐに鞭を持ち、壁に手をついて立つ私に鞭の洗礼を浴びせました。

 

いきなり一本鞭で打たれた私の尻や背中にはいくつもミミズ腫れが出来、太腿の肌は色が変わっていました。奥様はそこに蝋燭を垂らし、私が絶叫するのを楽しみ、満足した微笑みを浮かべました。そして、夫婦が持参した貞操帯を私に装着して、両手には手錠を着けて拘束しました。そして、「そこで正座をして私たちの行為をしっかり見るのよ」と言うとボンテージ衣装を脱ぎ、ソファーに座っていた旦那様をダブルベッドに誘いました。

 

まだ興奮している奥様の股間は既に濡れていて、旦那様は覆いかぶさるように股間に口を着けて濃厚なクンニを始めました。奥様の善がり声が部屋中に響き、シックスナインの体位になると互いの性器を貪り、仰向けになった旦那様の上に奥様が跨り、自ら旦那様の性器に突き刺しました。そして踊るように腰を使い何度も何度も絶頂を感じ、最後は旦那様の強烈な腰使いで、二人同時にイッてしまい動かなくなりました。

 

奥様は見ていた私に「お前が見ているので凄く感じたわ。ありがとう。でも、お掃除はお前の仕事よ」と言って手を使えない私に舌を使って自分の股間や旦那様のペニスを舐めて掃除をさせ、二人揃ってバスルームに消えていきました。私は貞操帯を着けられているので、勃起することも出来ず、二人の濃厚なセックスを見せられてもオナニーも出来ずに仕事が終わりました。

 

ただ、このお二人にはとても感謝され、奥様からは「また、お前にはお願いするから、その時はよろしくね」と言われ、身体の痛みや射精できなかった苦しみを我慢し、笑顔でお二人をお見送りしました。ただ、この仕事を私は3か月で辞めてしまったので、その後、このご夫婦に会うことはありませんでした。

 

(了)

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