柑橘系なメグミさんは先輩の彼女

・作

社会人になって1年。先輩で上司のこうじさんに公私ともにお世話になっていた。面倒見のいい人で、彼女さんと同棲しているのに2~3週間に1回は家に呼んでもらい、彼女さんと3人で朝まで宅飲みなんかして遊んでもらっていた。

あまりに頻繁に遊びに行くから、彼女さん迷惑に感じていないかな?とも思ったけど「少年!まってたよん(笑)」て冗談を言ってくれる。彼女さんは気さくで親しみやすい女性だったし、まぁ俺自身彼女さんのことを慕ってもいた。

そのこうじさんの彼女メグミさんは、小悪魔系って言うの?目が大きくて、少し厚めのプリっとした唇。いたずらっぽい笑顔がかわいかった。全体の見た目は肩下までの茶髪で軽くウェーブのかかったパーマ。背は低くて153~5㎝くらいかな?あ~スタイルも良かったです。そんな感じの女性だったから、こうじさんに怒られるかもだけど、最初キャバ嬢ぽいなって思った(笑)

そんな冬のある日、こうじさんちで俺も入れて鍋パしようって話が出たらしく、俺としては断る理由もなく。ありがたく土曜日の夕方仕事を終え、こうじさんと2人で家に行くことになった。

ところが部屋の明かりがついていない。「あれ?帰ってないのか鍋準備してくれてるはずなのに?」ってこうじさんがメグミさんに電話したら、スーパーで車が故障して立ち往生しているらしい。

俺「どうします?俺今日は帰りましょうか?」

こうじ「しょうがない、スーパーまで迎えに行ってくるわ、おまえ俺んちでちょっとまってろ」

そう言われ鍵を渡されて家で待つことに。誰もいない部屋にあがってお邪魔しまぁす。灯りをつけて…さてどうしようか。手持ち無沙汰でなんとなく部屋を見回す。少し雑然としているかも。きっといつもなら先にメグミさんが部屋を掃除しているのだろうけど、今は生活感がそのままっていうか。

ふと小さなごみ箱が目に入る。丸まったティッシュ数個とその間に使用済のコンドーさんがチラッと見えた。…うわっ!ま、ま、そりゃするわな…メグミさん…。なんかモヤモヤっとした気分になる。そして唐突に思い出したのは学生の頃に嗅いだ好きな女の子のマン臭。

休み時間に、たまたま俺の机に腰かけたその子が机を離れた後、突っ伏して寝ようとしたら机からわずかに、でもはっきりとかおる独特の匂いに、衝撃を受けた経験があった。メグミさんもあんな匂いなのか?それとも人によって違うのかな?

はっきり言ってあの日以来匂いフェチになってしまった。そして今置かれているこの状況を考える。少しの迷いを打ち消しドキドキしつつ…思い立ったら即行動!一方でその興奮を押し殺しながら、まっすぐ洗濯機に向かった俺。

ふたを開けると無造作に複数の衣類が入っていた。そしてすぐ目に入ってきたのは薄いピンクのブラ。さらにその下に隠れていたようで同じ色のパンツを見つけた。あった!そのパンツをつかみ両手で広げる。メグミさんらしいや、シンプルでかわいい。ドキドキも最高潮!俺の股間もフル勃起♪

それから誰もいないのにあたりをキョロキョロしてから、パンツを裏返しクロッチ部分を確認する俺。縦にうっすら黄色い染みと膣口あたりだろう、その周辺がしっとり湿っていた。メグミさんみたいなかわいい人でも、やっぱパンツ汚れるんだな。

ゆっくり鼻にクロッチ部分を近づけてみる。意外だったのは生っぽいけど、思ったほど強い匂いはなく、熟し過ぎた水臭いミカンと言うか、やや柑橘系のかおりだった。高校生の頃に嗅いだ匂いとは全然違う…。はぁ。メグミさん自身のその匂いに頭クラクラ、そしてパンツの染みのその先に(笑) メグミさんのマンコを想像したら、あぁもう我慢できない…。さっそくジーンズのジッパーを下ろす。勃起しているから外に出すのに時間がかかりつつ

そのまま一発抜くつもりでいたら、げっ!アパートの外の駐車場に車が入ってくる音が聞こえる!ちょうどこの部屋の玄関先に車が停車するようだ。間違いなくこうじさんたちだと断定し慌ててジッパーを上げ、洗濯機にパンツを投げるように戻し部屋でくつろいでいる風をよそおった。そしてテレビをつけた瞬間、玄関扉が開く。あっぶね~~。

こうじ「おぉ!すまんすまん、スーパーの駐車場にロードサービス呼んだのはいいけど、ちょっと時間かかってな。」

メグミ「俺君おなかすいたでしょ?すぐお鍋の準備するね!きゃ~その前に部屋ちょっと片付けなきゃ」

メグミさんは食材をキッチンの上に置くと、急ぎながら部屋を右往左往、あのごみ箱の中身もさり気に片付け部屋の整理をしだした。バレやしないか洗濯機が気になる俺…。

せわしなく動き回るメグミさんは、部屋で脱いだままのこうじさんの衣類を集め、洗濯機のふたを開けた。…少しのあいだ手が止まる。それから俺を見るメグミさん。目が合ってとても気まずい…。

でも…なぜかその瞳はうるんでて、切なそうなさみしそうな顔をしていた。

え?なんでそんな顔するの?怒るとこだろ??。バレたことでひどく焦る気持ちと、そんな顔をする理由が一致せずますます混乱する。そう、まだこのときは分からなかった。わかってなかったんだよな…。

 

 

(了)

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