俺がユウのセックスを見たら泣けた話。
高校生の頃のお話。
1年2学期が始まったばかり。まだ日差しも強くて汗ばむ季節。4時限目が終わって昼を学食で食ってから、また教室に戻って5時限目が始まるまで、俺、ユウとモエ。3人でだべって過ごすのがここ最近の日課だった。
でもその日はユウがどこかに行っていたみたいで、5時限目が始まる予鈴10分くらいで教室に戻ってきて、俺の机にそのでかいケツをドンと載せて座ってきた。
俺 「おいいきなり机に座んなよ。俺が窮屈じゃん。」
ユウ「言いじゃん別にけちけちすんな。」
モエ「ユウ4時限目から、いなかったじゃんどこ行ってたの?」
ユウ「あぁ、現国の授業つまんないし、あの先生嫌いだからさ。フケた(笑)」
モエ「また旧校舎行って彼氏とイチャイチャしてたんでしょ(笑)」
ユウ「わかったぁ?」
とケタケタ笑うユウに、俺は顔には出さないでいたが内心複雑だった。旧校舎はもうすぐ取り壊しが始まる予定で、生徒は立ち入り禁止だが一部カギが壊れていて、こそっと立ち入ることができる。一応先生が見回りしているみたいだけど、隠れるところはいくらでもあるし、先生たちの見回りもいい加減なのだろう。
ん?今気が付いたんだけど、ユウをよく見ると顔がやや赤い、少し汗ばんでいるようにも見えた。なんだろう?もともと幼い顔立ちのユウが最近急に大人びて見えることがあった。今もうなじを見上げる感じでそれがひどく色っぽくてドキドキした。
「おいなんでそんなに顔赤いの?」って聞こうとした瞬間、5時限目のチャイムがなる。
サッと机から飛び降りるユウ、自分の席に戻るモエ。授業中、横を見ればユウの横顔を見ることができる。俺はさっきのユウの汗ばんだうなじがチラついて、授業を受ける気がしなくなり両手で頭を覆って、机に突っ伏し寝ることにした。
ふと…机がなんだか…生臭い。小便臭いと言うか生魚臭いと言うか。何だこれ?…!これってユウのマン臭??俺の机に座っていたから匂いが移った?マンコってこんなに臭いのか?びっくりすると同時に、思いがけずユウの生々しい匂いに俺はひどく興奮してしまった。
やっぱさっきまで彼氏とやってたのかな?暑いから汗ばんで?トイレ行ってもちゃんと拭いてないのか?パンツもきっとめちゃめちゃ臭いんじゃないのか?もういろいろ想像し、先生の声と鉛筆の走る音だけがする静かな教室で、きっと俺だけだろう痛いくらいに勃起した。
そして周りに気づかれないよう突っ伏したまま、よりはっきりと匂いがする場所を探し、机の上のユウをずっと、ずっと探し求めていたんだ。
これまでひとりHネタっていえば、紙媒体とパソコン&スマホの動画だけだったけど、より身近にセックスを感じる存在を自覚したせいか、自宅で暇さえあればユウに似たセクシー女優の映像や絵ばかりを選んでの抜きまくり…。そして何時ごろからかあいつが本当にしているところを見てみたいと思うようになった。
いや見たくないっていうか、本当にセックスするんだ?ユウも入れられたらよがるよな、あぁ、まぁ処女じゃないわけだし?自分でも訳分からん複雑で悶々とした日々が続いていたんだけど、チャンスは思いがけずユウからもたらしてくれた。
もうすぐ学校の創立記念日で学校全体が休み。その日はクラブ活動もない。極端に人の出入りが減る。学校に来る先生も限られた人数らしい。
ユウ「それって旧校舎ラブホ代わりにもってこいだわ♪」
偶然だけどユウがモエに話しているところを目撃してしまったのである。
ユウは朝が弱いからきっと午前中まで寝て、昼から彼と会いマックでも行ってそのまま、旧校舎に向かうだろうと予測し、俺はその日午前11時には、学校校庭そばの破れた金網から校内に侵入。あいつらもきっとここから入るはずだと踏んで、離れた場所から探偵よろしく張り込んでいた。
13時ごろにユウたちが金網をくぐって、二人が手をつないで旧校舎体育館に入っていくのを見た。俺はこれから起こることへの興奮と言うか、なんとも表現できない気持ちでドキドキしつつ、でも相手に気づかれないよう、見失わない程度の距離を開けて静かに後を付けた。
ユウと彼氏は体育準備室の札が貼られた扉を開くと、周りを気にしつつその部屋に入っていった。体育準備室はそのまま旧体育館の舞台につながっており、舞台側からならいくらでも中がのぞける構造になっている。俺ははやる気持ちを抑えつつ、ゆっくりと足音に気を付け、静かに舞台に上がり準備室の奥をのぞいた。
そして目に飛び込んできたのは、二人横並びで座りつつもからだを抱き寄せ合い、唇をかみあうような激しいキスをしている場面だった。ときおり舌を吸い、服の上からからだをまさぐりあい、もう回りをまったく気にしていない様子だった。ガツーンとハンマーで殴られた気分でショックを受けたが、そんなことを知らない、気づくこともない二人。
彼氏は左手でユウの頭を抱え込むように引き寄せてキスをする。そして右手でユウの太ももをなでながら足を開こうとしていた。もぞもぞとユウも自分の意志で足を開く。やがて隠れているちょうど俺の目の前で、足をM字型に開いたユウ。すでにパンツの中心部分の色が変わっていた。
ユウ「ぷはっ、ねぇねぇ…激しすぎるよぉ。今日どうしたの?」
彼氏「おまえ激しいの基本好きじゃん。どMなのわかってんだからな?(笑)」
ユウ「あんまりすごかったら声我慢できないよ…人が来たらどうすんのぉ?」
彼氏「いいから、いいから。ほらこういうの好きだろ?」
彼氏はやや乱暴に右手をユウのパンツ上から差し込み、指でこねるように早く振動させた。
チッチッチッチッチュッチュッチュッチュッ…徐々に変わる湿った音。
ユウ「あっあっ!やぁ…」
ユウは顔を真っ赤にさせて慌てて自分の手で口をふさぐ。それでも我慢できなかったんだろう。彼氏の胸に顔を押し付けて何とか声を押し殺しているようだった。
逃げたいのか、求めているのか?差し込んだ手の動きが変わるたびに、上下左右に腰が揺らぎひきつくユウ。パンツから引き抜かれた手はテラテラに光り人差し指と中指が糸を引いていた。
彼氏「あぁもうがまんできないや。もういいだろ?入れるぞ。」
ユウが何かを言ったようだが聴こえない。彼氏はユウの視線から隠れて見えないところの、ユウのスカート布で濡れた右手をぬぐい、そのままパンツをやや乱暴に下した。そして汚いものを持つようにパンツをつまんで近くに捨てる。こいつ…。何だこの扱いは!完全にユウをおもちゃにしてやがる。強い怒りを覚えたが、でも俺が今ここで何ができるのだろう…。
ユウをそのまま押し倒し、正常位の体制で両膝をもって足を開き彼氏は腰を進めた。二人の股間が俺の目線側に丸見え。ユウの真っ赤に開いたとろとろのマンコ。そして見たくもない彼氏のちんこ。えっ?避妊しないのか?そう思っていたら
彼氏「ユウのマンコグチャグチャじゃん」
ゲスイ顔して彼氏が嬉しそうに言い、躊躇なくつき刺すように入れる。同時に
ユウ「ウグッ…はぁ…あぁ」
ユウのせつない声が聞こえた。
ついに入れやがった…。俺は自分の股間をさすりながらも目の前の光景、その生々しさにただ圧倒されていた。
それからは気の向くままっていえばいいのかな?彼氏は激しく腰を振りユウを上から打ち付けるようにして、ただ自分の快楽をむさぼっているように見えた。
腰の動きに合わせてあっあっあってユウの声が聴こえる。どこか苦しくも聞こえる喘ぎに、大丈夫なのかな?あいつ死ぬんじゃないか?でも、そのうちユウと彼氏の結合部から、白いクリームみたいなのが浮かんでかたまりとなり、やがて肛門までゆっくり垂れるのが見えた。それを見たら、あぁそっかぁユウ感じてんだなってぼんやり理解した。
彼氏「俺のこと好きか?どこが好きだ?ユウ言ってみろよ。」
ふいに彼氏が腰の動きを止めてユウの耳元につぶやく。
ユウ「あっ…あ、あのね。あんたはあごのラインがまえ好きだった人に似てるの。」
二人の頭が向こう側なので、その時のユウがどんな表情だったのかはわからない。
彼氏「はぁ?なんだそれ。意味わかんねぇ。ヨッ!」
ユウ「あっやぁっ…やだやだやだ、あっあっあっ!!」
彼氏がラストスパートとばかりに、めったやたらにユウに打ち付けている処で、俺は…その場から離れた。その、涙があふれてきてもう見てられなかった。
…その…俺、前にユウに「あごのラインがきれいだねっ」て言われたことがあったから。
それから…
高校3年間で俺はモエと付き合い、モエで大人になった。ユウはその後彼氏と別れ、以降高校在学中、結局誰とも付き合うことはなかった。卒業後も会っていない。
当時童貞だった自分が、生で他人のセックスを見たのもあれが最初で最後だったりする…。なかなか衝撃的だったけど、今ではいい思い出?だったのかな??(笑)
(了)
レビューを書く