文化祭女子の全身タイツ姿が激シコパラダイスだった思い出

・作

自主性の高い高1のクラスの文化祭出し物はクラスの陽キャたちが主体のファンタジー劇だった。主役達は何週間も前から裁縫して作った渾身のキラキラ衣装。

それに対して僕たち陰キャ黒子は、男女に関わらず真っ黒い全身タイツだった。

 

前日リハーサルで初めて黒い全身タイツを男女で試着したが、これが問題だった。

衣装担当が直前に予算内ギリギリで買って来たもので、タイツの生地が薄すぎて、女子の上下の下着の色と形がくっきり浮き出ていた。

ブラのストラップやパッドの縁、パン線。

女子たちは深刻そうな顔でヒソヒソ相談していた。

「どうする?」「これヤバくない?」

「もう、ミニスカ衣装が恥ずかしいから黒子にしたのに…」「まじ下着の線…」「男子も絶対気付いてるよね。」「明日どうする?」「直接着る?」

 

その日は試着だけで解散になったが、僕たち陰キャ男子は遠目に女子の全身タイツ姿に浮いた下着の線を眺めているだけで充分パラダイスだった。

全身タイツの下は「みんなモッコリしていた。

 

そして奇跡はそれだけでは終わらなかった。文化祭当日になった。

一部の女子は下着の線透け対策で下に厚い体育着を着て、着ぶくれの格好悪さと引き換えに僕たち男子の目線対策をしていた。

でも他の女子は昨日と同じ状態。ブラとパン線が透けて見える。

陰キャの中で行動力がある男子達は大道具の移動や主役キャラ達の衣装準備を積極的に手伝うフリをして、女子たちに近づいて下着の線を観察して喜んでいた。女子たちは露骨に男子と距離を取っている。

 

底辺層の僕1人と、同じように底辺層の女子3人グループは舞台袖で殆ど何もせず突っ立っているだけの脇役だ。

底辺層女子と言っても眼鏡をかけて図書室に籠もってBL漫画談義をしてる女子たちの素材はいい。色白ムチムチおかっぱの咲織、妖精のような幼女体型の眞希、眼鏡を外したら多分化ける完成された三つ編みの令佳だ。

ふと僕が3人の全身タイツに目をやると昨日は見えていたはずの下着の線が一切見えない。

それどころか咲織のおっぱいが重力に負けて垂れている様子、眞希のお尻の割れ目に食い込んだタイツ、令佳の下腹部に張り付いたタイツのセンター部分がまるで陰毛に持ち上げられたようにカサついている様子までわかった。

もしかしたらこの3人は下着の線が透ける対策として、全裸で全身タイツを着用しているのでは?

そう思った瞬間僕の股間はタイツの中でどんどん硬く大きくなって窮屈になってしまっていた。

心当たりはあった。

昨日聞こえてきた女子たちのヒソヒソ話のなかで、3人のリーダー格の咲織が「直接着れば意外にわからないかも?」と言って眞希が「そうだね。黒子の男子は大人しそうだから気付かないよ。」と答えるのを聞いていたからだ。咲織と眞希に説得されて令佳も裸に直接全身タイツを着ることに渋々同意したとしても不自然ではない。

観察すればするほど、咲織のおっぱいの先端がブラをしてたらカップで隠れるはずなのにしっかりと尖っていること、眞希のまな板おっぱいの一部分が明らかに小さく突起してタイツを盛り上げていること、令佳が時々食い込みを気にして直す度にタイツが下腹部の恥丘にフィットして割れ目が丸わかりになってくることがわかってきた。

見間違いかもしれないが、令佳のタイツが食い込むにつれてタイツの生地が湿り気を帯びてきたように僕には見えた。

他の男子達がパン線に一喜一憂している間、僕は無害な空気キャラに徹して咲織、眞希、令佳の全裸に近い全身タイツ姿をひたすらガン見し続けた。

終わった後の男子更衣室で「佐々木のパンツめっちゃ小せえ!」「食い込んでTバックになってたよな!」「野村のブラ絶対あれFカップはあるよな」と興奮してるのを尻目に僕は速効で着替えを終えた。

さっき見た咲織、眞希、令佳の姿を全裸に脳内変換してトイレで精液が枯れるまでシコリまくったのが僕の高校時代唯一のラッキースケベの思い出だ。

(了)

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