私が巡り合ったS女性は、別れた女王様の娘でした

・作

私には長い間お付き合いしている一人の女性がいました。私も彼女も既婚者なので愛人やセフレと呼んだらいいかもしれません。でも、私たちの関係は少し違いました。

 

私は彼女が既婚者であることは知っていましたが、家族関係などは全く知りませんでした。

 

10年以上の付き合いになるので、会えば夫婦の様にセックスをしていたかと言うとそうではありません。私たちの間にはSMプレイと言う夫婦とは違う行為で結ばれていたのです。

 

彼女は女王様、私は奴隷と言う関係でした。二人とも40代だったころは鞭や針、緊縛と言った常に過激なSM行為をし、互いの性癖を満たしていました。

 

彼女の奴隷に対するプレイは厳しく、私は常に家畜のように扱われ、体はいつも痣だらけにされました。

 

ただ、その後に彼女が離婚をしたため、パート仕事を始めたことから会う頻度が少なくなり、自然消滅の様な形になってしまいました。

 

一人きりになった私はその後もネットで知り合った若い女王様を見つけてプレイを続けていましたが、その彼女は年齢にそぐわない使い込まれた責め具を持っていて、とても手慣れたプレイをするので不思議に思っていました。

 

そして、彼女の持っている鞭や手枷・足枷に見覚えがあることに気づきました。私が「この道具は何処で手に入れたの?」と聞くと、「母が隠し持っていて、ある日処分しようとしていたところを見て『私にちょうだい』と言って譲り受けたの」と言ったのです。

 

その話を聞いた私は昔の彼女とかなり前に撮った一枚の写真を見せました。その時、女王様の顔が急に変わり「ママ」と言ったのです。

 

こんな偶然が世の中にあるのかと思うくらいの驚きで、彼女も「お前はママの奴隷だったの?」と言ったのです。それから彼女は私のことをお前ではなく、調教後は「パパ」と呼ぶようになりました。

 

毎回、長く使い込まれた鞭で調教され、かつての女王様を思い出し、彼女にペニバンでアナルを責められ、ガバガバになったアナルへ手を入れられるとつい彼女の母親の名前である「真美様」と無意識に言ってしまうようになりました。

 

「パパのアナルを最初に開発してフィストが出来るようにしたのはママなのね」と彼女が言うと、私は「はい、真美様に開発していただきました」と応えました。そして、「だから時々ママの名前を呼んでしまうのね」と言うと複雑な顔をしました。

 

それから私は彼女に会うたびに調教のお礼を渡す時に「ママにお土産」と言ってお菓子を持たせるようになりました。

 

私は自分の気持ちを真美様に伝えたかったのです。それでも彼女は嫌がらずに持ち帰り、「ママがすごく喜んでいたわ」と言ってくれました。

 

そんなある日、彼女はいつも違う調教場所を指定しました。ラブホテルではなく本格的なSMプレイの出来るスタジオでした。

 

私がいつもの調教のようにシャワーを浴びて全裸で彼女にご挨拶をすると、彼女は用意してあった縄で私を縛ると脚立に乗って天井のフックに縄を通して私を宙吊りにしました。

 

そして「私は調教はこれまでよ。ここから先はママに任せるわ。悔しいけれどやっぱりお前の調教はママでなければだめみたいね」と言って部屋を出ていきました。そして、入れ替わりに入ってきたのはボンテージ姿の真美様でした。

 

体型は昔と少し変わっていましたが、凛々しさは変わっていませんでした。手には使い込まれた一本鞭を握りしめ「トシヤ、久しぶりね。娘がお世話になったみたいでお礼を言うわ。私は昔から手加減はしないから覚悟しなさい」と言っていきなり鞭を振るいました。

 

久しぶりに受けた真美様の鞭は以前と変わらぬ厳しさで、宙吊りの私の背中や尻、太腿には真っ赤な線が幾つも入り、血が滲んでいきました。

 

私は絶叫しながら「お許しください」と何度も叫びましたが、「ダメよ。私の鞭に馴染むまで痛みに耐えなさい。お前は私の奴隷でしょ」と言ったのです。

 

私は「ありがとうございます、真美様。私はあなたの奴隷です」と言うと涙がこぼれ、止まらなくなりました。

 

調教が終わると真美様は私の縄を解いて床に倒れ込んでいる私に「ご褒美よ」と言うと私を仰向けにしてボンテージ衣装をずらすと私の口に聖水を流し込みました。

 

そして、昔のように「お掃除!」と言うと私に股間を綺麗に舐めさせました。すると、私は顔の上に跨っている彼女の身体が震えているのを感じました。

 

「お前は昔と少しも変わらないね」と言う言葉が涙声になっているのを感じました。私は彼女の身体を抱きしめ、「真美様、会いたかったです」と言うと彼女も「私もよ」と言うとボンテージ衣装を脱ぎ捨て、初めて私たちは裸で抱き合いました。

 

彼女は私の身体に跨り、ペニスに自ら身体を埋めて抱き合ったまま「お前とセックスするのは初めてね」と言って私の上で喘ぎ始めました。

 

私たちは十数年付き合っていたのに初めてのセックスでした。私が彼女の中で果てると、彼女は「娘がトシヤはママでなければだめなの。私のことを時々真美様って呼ぶのよ。私はそんな人の調教なんて出来ないわ、って言ったの」と話しました。

 

彼女は「また、時々会ってくれるかしら? お前は娘に捨てられたのよ。だから私が拾ってあげるわ」と言って、「さあ、帰りましょう。帰りに再会の乾杯をしましょう。でも、お前が娘に調教されていたと思うと不思議ね。たまには娘にもお小遣いを上げてね」と言って笑いました。

(了)

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感想・レビュー

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私が巡り合ったS女性は、別れた女王様の娘でした へのコメント一覧

  • こういう体験もいいですなぁ…。僕は高校教師なんですけど、自分自身が高校生だったころはバスケ部だったんですけど、よく部活の顧問に虐められてましたよ。向こうは期待の裏返しだと思うんですけど、そのころからちょっとMで、部活から帰るときはいつも「うう…○○(顧問)様に罵られてぇ…」とか思ってましたね。
    で、話を現在に戻すと、その先生の娘が、うちの高校の生徒なんですよ。そんなに接点はないんですけど、見かけるとどうしても目で追ってしまって…。バレたらヤバイと思うんで、できるだけ気を付けてます(笑)だけど心の中では「○○先生に似て美人だね…」とか思いますね。あ、シコったりはしませんよ、娘ちゃんでは。

    さん 2025年9月7日

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