鍋パーティ後の童貞卒業ファック

・作

 

 「もう寝ないとね。」それだけ言って、彼女が立ち上がった。バスルームに向かい、歯を磨く音がした。

 

僕は周囲に人がいるといはいえ、実質二人きりになってしまったこの状況を飲み込むことができず、ただ困惑していた。

 

彼女の足音が再び聞こえ、彼女の長い脚が僕の眼前を通り過ぎていく。彼女がベッドに登る。

 

そして、彼女が言う。

 

「ねえ、◯◯くん。一緒に寝ない?」

 

僕は耳を疑った。でも、彼女は確かにそう言った。悩む余裕も、自分の理性をコントロールするほどの判断力ももう持ち合わせてはいなかった。

 

私は急足でベッドに登った。彼女は僕を見つめ、そして僕の肩に両手を回してくる。

 

お酒の香りがしたが、その奥から彼女のコロンの香りが鼻をついた。

 

「私ね、ずっと、◯◯くんのこと好きだったんだ。でもこのタイミングまで言えなかった。こんな感じにでもならないと誘えないと思って。こんな女いや?」

 

嫌なはずがなかった。毎日姿を思い出しながらオナニーしたその相手がそこにいる。

 

僕は顔を彼女の首元に埋めた。理性を壊すには十分なほど良い香りがした。肌は想像していた何倍も滑らかで、それでいて感じる汗の滑りも妙にリアルだった。

 

「汗かいちゃったから恥ずかしい。」

 

「バレたらやばいよ。」

 

「大丈夫、みんな寝ちゃってるし、絶対起きないよ。」

 

そう言うと、彼女の唇が僕の唇に触った。舌が伸びてきて、僕に口を開けるように促す。涎を帯びたヌメっとした舌が私の口のなかに入ってくる。

 

彼女の滑らかな肌を手で感じながら僕は無心で彼女の体を触った。

 

「◯◯くんってえっちしたことある?」

 

僕は首を振るしかなかった。

 

「じゃあ初めていただきます。」

 

「ねえ、おっぱい見てもいい?」

 

「いいよ、いっぱいえっちなことしようね。」

 

ワイシャツを脱がすと、僕の目の前には性癖そのものとも言えるキャミソールが見えた。小さいなかにも張りのある谷間が見え、ブラジャーが目視できた。

 

「俺、キャミソールが好きなんだ。」

 

「え?そうなの?どう私のキャミ。可愛い?」

 

彼女はおもむろに僕のズボンに手を伸ばした。キスをしながら、チャックをおろしていく。

 

「慣れてるね。」

 

「いや、恥ずかしい。そう言うこと言わないで。」

 

彼女が初めてではないことくらいわかっていたし、そんなことはもはやどうでも良かった。

 

「すっごい。すごい大きくなってる。苦しそう。」

 

彼女は囁きながら、僕の肉棒を扱いた。手に涎を出して手コキを始めた。耳元に吐息を当てて僕を誘ってくる。

 

「◯◯くん、ゴムないけどいい?私は◯◯くんなら大丈夫。」

僕はそもそも童貞だったし、ゴムなど用意しているはずもなかった。

 

大丈夫と聞かれる深い意味も、もはや理解することすら難しい状況下にあって、僕は無心で彼女を腕の中に引き寄せ、そして自分のペニスをしごき大きくして、そして彼女の割れ目目掛けて突き刺した。

 

「あっ、おっきぃ」

 

彼女は声を押し殺すために僕の首元を甘噛みする。

 

僕は無心で腰を動かした。sexなどしたことない童貞男子と座位の相性はあまりに悪く、何度もペニスが抜けたがその度に彼女は優しく笑った。

 

「◯◯くん、もっと優しくして。もっといっぱい動かして欲しい。」

 

もう周囲に人間が転がっていることも忘れて、僕は彼女とのsexに没入していた。

 

「もう我慢できない。」

 

「出ちゃいそう?いいよ、出していいよ、いっぱい出して。」

 

「中に出してって言って。お願い、中に出してって言って。」

 

「ああん、えっちぃ。お、お願い中に出して。◯◯くんのあったかいザーメン中に出してぇ。」

 

頭に血が届かない感覚と、何かが弾けるような衝動の中、僕は彼女の中で果てた。

 

初めてのエッチがキャンパス中の羨望が注ぐ美女であったこと、そしてゴム無しのプレイであったこと・・・。

 

僕にとってはいまだに整理できない内容であった。

(了)

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