画面越し
セックスの経験はあまりないのですが、自分はかなりの頻度での自慰行為が多いです。
まぁそれでも流石にマンネリ気味になることがあるので、例えば好きなキャラクターのイラストだったり、AVで抜いたりしていましたが、ある日、自分はあるゲームの集まりで仲良くなった方が通話したいとのことで、DM、個人間で通話をすることになりました。
普段、声を出さない人は音声ソフトを使って交流することが多いのですが、大概が自分の声に自信がなかったりだとか、女性と言うだけで声をかけられるのが嫌という人が多かったと思います。
可愛らしい某モンスターアニメのキャラのアイコンからはあまり想像できない、女性にしても低い声の方ですが、聞けば二つほど年下で丁寧な口調もあって自分は可愛らしいと思って、今でもかなり仲良くさせてもらっています。
そんな彼女と数ヶ月話していた時、いつも通りにゲームを終えていて話していると、私にあることを相談してきました。
最近、親に彼氏はいないのかとかを聞かれて少しムカついたらしいのですが、彼氏を作らないのも自分に彼氏ができてもどうせ連絡の取れなくなった兄の代わりにしたいんだと言って、段々抑えが効かなくなったのか、酒を飲んだりしてはいませんが、段々彼女は愚痴と共に本心をさらけ出すようになっていきました。
別に欲しくないわけではないが、付き合ってからゲームやらのあれこれを言われたくないし、かといって年齢的に付き合えるとも思えず、田舎の方に住んでるので誰かと出会うのも一苦労……と言うところで、まぁ年齢的にも自慰はたまにしているがマンネリになってきたという悩みも聞くことになりました。
少し迷いましたが、なにかいい作品でもあれば共用すると言ったところで、彼女からある提案をされました。
それはカメラを下半身だけ写して、互いに自慰をしないかということでした。
彼女もなにかおかしかったのですが、自分は女性の自慰をAV以外で見たことがないので、気になってしまったというのもあったので、それを即、受け入れました。
そこから約束の日は金曜日の週末、それまでに会社の仕事は終わらせて飲み会などもやんわり断って、流石にまだ肌寒い時期だったので下半身はパンツだけ、上半身は長袖のシャツでいて、いよいよ彼女との通話の……始めてのビデオ通話の時間になりました。
見える彼女の脚は少し太めな感じでした、ただ電気で照らされる脚は白く綺麗な肌で、下着はあまり色気のない無地の白色のものでしたが、こちらのパンツの下で五日ほど抜いてないペニスはすっかり膨張しており、一旦脱ぐことを伝えて脱ぐと、わっと声を上げながらも、しばらくすると自慰を始めることになりました。
自分はグロテスクに腫れたモノを見せながら、相手は恥ずかしいのか下着の中に指を入れて、なんとか顔を画面に出さないように──でも喘ぐ声ははっきり聞こえ、段々と彼女の下着が濡れて音を立ててきたのも耳に届きました。
とてもいつも声は低いながらも、はっきり声が聞こえる彼女と同じとは思えませんでした。
もう意識するのは互いに顔が見えないようにすること、そして絶頂することで、自分も痛くなるくらいに擦り上げ、なんとか絶頂寸前でティッシュで精子を受け止めれましたが彼女は椅子から立ち上がり、立ったまま痙攣を起こしていました。
下着から尿か愛液が漏れているのか液体が滴っていて、しばらく互いに荒く息を吐くだけでしたが、自分が二枚でようやく受け止めれたぐちゃぐちゃのティッシュを捨てるのを見てか、私も片付けるからまた明日お話しましょうと恥ずかしそうに言われました。
それから翌日は普通にゲームをしましたが、時折自分もしくは彼女から見せ合い自慰をするようになりました。
彼女は別に過激な下着を着けたり、アナルでのプレイなどなにか特別なことをする訳ではないものの、自分にはどこか特別に感じる……一対一のその行動に、酷く興奮しています。
それに彼女はこちらの三枚や二枚使っても精子がはみ出したティッシュ等を見て、自分で興奮してくれたと言う事実で何回か絶頂したと聞いて、自分はそれに同じく酷く興奮していました。
顔を合わせたこともなく、恋人でもないのに互いに下半身を晒して自慰をするこの行為を、今度またやる予定です。
(了)
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