初めての相手は僕の親友の彼女!?

・作

僕が初めて童貞を卒業したのは親友の彼女だった。

 

おそらく人生で最初で最後の”寝取る”体験なのだと思う。

 

誘惑してきたのは親友の彼女だった。以降は”A”さんとでも言おう。

 

親友の誕生日プレゼントを一緒に選んで欲しいと言われ、親友に内緒でAと買い物に出かけた。

 

お互いに楽しく会話をしながらプレゼントを選び、このまま何事もなく帰ろうと駅に向かっていたのだが突然Aから「少し休憩したい」と言われ、指を指した場所は見た事がない建物だったのだ。

 

それがラブホテルだという事を知ったのは部屋に入った後だった。

 

ラブホテルなんてものを知らなかった僕を半ば強引に誘い、部屋に入った瞬間に驚きと疑問が混じったのだ。

 

親友の彼女に手を出す訳にはいかないと思ったのだが、そんな困惑を打ち消すようにAは僕を誘惑し続け、入室してしまったし、お金も払わなければいけないという事で「汗だけでも流す」を理由に入れ替わりにシャワーを浴びた。

 

僕は後から入ったのだが、シャワーを浴び、出た瞬間に何と部屋から喘ぎ声が聞こえてきた。

 

急いで向かうとテレビからアダルトビデオが流れているじゃないか。

 

これは大変な事になると思いながら、僕もオスである事を再確認した。

 

罪悪感が興奮へと変わってしまったのだ。

 

このまま何もしないでいられる程、臆病な人間じゃない。

 

ココまで来たらこの罪悪感を抱きながら楽しんでしまおうと思ったのだ。

 

「本当に良いのか?」とAに聞くと彼氏に対する罪悪感が残っていたのか、少し涙を流して「やめとく?」と上目遣いをしながら僕を見つめてきたのだ。

 

その瞬間に僕は親友の彼女である事を忘れてしまった。

 

目の前にはただ、可愛い女の子がバスローブをはだけさせ、じっと見つける天使のように見えたのだ。

 

一度興奮をしてしまったのだから仕方がない、ラブホテルという行為をする建物に入ったのだから仕方がないと言い訳をしながらAに抱きついてしまったのだ。

 

前戯をしながらも軽く涙を流すA、それを見て更に興奮をしてしまう僕は初めて寝取る行為が最高のシチュエーションであると気づかされたのだ。

 

全体をなぞる様にAの体を触り、童貞を隠すようにゆっくりと全体にキスをした。

 

思わず「ん…」と吐息を出しながらも感じるその姿はまさに愛おしい。

 

親友はこんなにも魅力的な女性を抱いたのだと思うと妬ましかった。

 

この時間はとても貴重なもので、すぐに終わらせるのは勿体無い。

 

Aの下半身を触ると濡れているのがわかった。

 

これは許可の合図だと思い、ゴムを付けずに挿入した。

 

童貞である僕は思うままに動けず、困惑していたが、Aはそんな僕にリードをする形で自ら上に乗り腰を動かしたのだ。

 

セックスがこんなにも気持ちの良いものだったとは。

 

お互いに吐息が乱れる。

 

「彼氏とどっちが気持ちいい?」

 

「言わないで…でも..やばい///」

 

そんな会話をしながら行うセックスは最高であった。

 

「やばい…イクかも..」

「えっ…いいよ…?」

 

そう言って腰に足を強く押し当たA。

 

まさに”だいしゅきホールド”と言われる形で逃げ場を無くなった僕はそのまま中に出してしまった。

 

もちろん、親友を裏切る事になる事はわかっていた。

妊娠をしてしまったらどうしようか。

 

そんな事を考えつつもこれからもAとは関係を続けたい。

 

背徳感を味わいながらも行う行為はきっとこの先体験をする事はないだろう。

 

今はただ、この最高のシチュエーションに酔いしれたいと、時間を過ぎても気にしない。

 

中出しをした後も夢中でAを抱き、お互いに激しく乱れ続けたのだ。

 

お互いに体力が尽きるまで楽しみ、終わったあとは駅に向かいながらも興奮は覚める事は無かった。

 

何度もキスをしたり、Aが僕の股間を触ってきたりとお互いにまた興奮は覚めない。

 

親友を裏切ってしまった僕だが、この関係を終わらせる事なんて出来ない。

 

その後も親友にバレない様に….いや、匂わせつつも危険なこの状況を楽しんでいる。

 

(了)

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