ピアノ講師とファック

・作

 数人前の彼女がピアノ講師だった。お嬢様育ちで、ずっと女子校。大学時代も彼氏など作らずに音楽に没頭していたらしい。

 

ひょんなことで僕たちは知り合い、セックスをする関係になった。

 

とは言っても、彼女は想像通り、いや、それ以上にお堅い女だった。

 

初めて泊まりのデートをして、そこではいけるかと思ったが、彼女は軽いキスだけで

「もう少し待ってほしい」と告げた。

 

付き合って、半年ほどはお預けの時間が続いた。

 

キスをしても本当に中学生がするような軽いもので、僕の性欲は全く満たされなかった。

 

このままセックスレスカップルの誕生かと思われた時、変化があった。

 

その日は彼女の誕生日で、僕たちはオシャレをして、オシャレなレストランで食事をする予定だった。

 

ただ、そのレストランの開店時間が遅くなっていることに気が付かず、僕たちは開店1時間前に店の前にたどり着いてしまった。

 

店の周辺は田舎で、何もすることがなかった。その辺りをぶらぶらしたが、すぐにベンチに腰掛けるしかすることがなくなってしまった。

 

彼女がコーヒーでも買ってくると言うので、僕はその場で待っていた。

 

遠くには別のカップルの姿があった。

 

公園で寝そべって、見るからにイチャイチャを楽しんでいるようだった。

 

僕は思わず嫉妬した。ピアノ講師の高嶺の花のような美人を捕まえたはいいが、なかなかえっちなことに進展しない。

 

もうこのまま別れてしまうのではないか、セックスレスカップルなど長く持つわけないではないか、僕は疑念を抱き始めていた。

 

彼女がコーヒーを持って立っていた。

 

「ごめんね、私がいつも断ってばかりで。◯◯くんだって男の子なのに。」

 

「ううん、全然いいよ。それぞれのペースがあるし、付き合ったからってしなきゃいけないものでもない。」

 

僕の答えは嘘ばかりだった。頭の中はそればかりだったし、今日だって彼女の香水にムラムラしてばかりいた。

 

彼女が隣に座って、僕にハグをしてくる。彼女の体は柔らかくて、いい香りがした。

 

ヘアオイルの匂いが甘くて、興奮がピークになった。

 

「キスしていい?」

 

「いいよ。そうだね、キスくらいしかやることないね。」

 

彼女が照れ笑いをしながら言った。

 

僕は彼女の唇に軽くキスをした。

 

すると、突如の異変に襲われた。彼女の舌が僕の口の中にヌルリと入ってきたのだ。

 

僕は混乱した。彼女にこんなことはされたことがなかったし、彼女の涎たっぷりのキスは、あまりにも心地よかった。

 

僕の頭の中は爆発寸前だった。手が彼女の胸にいく。彼女が必死で振り払おうとする。

 

「ううん、だめ。人がいるから」

 

「誰もみてないじゃん。もう我慢できないんだけど。」

 

彼女が僕にデープキスを仕掛けてくる。彼女の舌は柔らかく、甘い味がした。

 

「もう本当に我慢できない。これは辛いよ。」

 

「そうだよね。私も同じ気持ちだよ。◯◯くんとエッチしたい。」

 

「車に行こう。」

 

僕たちはそれほど広くない車内に戻って、愛を確かめ合った。

 

初めての激しいキスに興奮した僕は、彼女のタイツの上から、下半身を触った。

 

彼女が腰をくねらせて声を出す。「ああん、ダメそこは。」

 

ダメとはいうが、彼女の表情もまんざらではなかった。

 

タイツはすでに湿っていて、パンツの中が想像できた。

 

「タイツまで濡れてくるって相当濡らしちゃったね。」

 

「もう言わないで。」

 

彼女が耳を舐めながら、僕の硬く膨れ上がったペニスを刺激する。

 

「嫌じゃないの?」

 

「うん、もう嫌じゃないよ。もっと触っていい?」

 

僕のペニスはすでに我慢汁でヌルヌルだった。

 

彼女はパンツから僕のペニスを取り出して、ベロベロと舐め出した。

 

その光景に、僕の興奮は最高潮になり、思考は停止した。

 

「うう、気持ちいい。」

 

「嬉しい。」

 

「ねえ、このまま挿れてもいい?」

 

「いいよ。」

 

僕は座席を限界までリクライニングさせ、彼女を膝の上に乗せた。

 

僕は彼女にパンツを少しだけずらして、騎乗位で挿入するように言った。

 

彼女は恥ずかしそうにしたが、お互いの愛液でヌルヌルになった秘部同士はすぐに結合した。

 

彼女が声を押し殺しながら、それでも甲高い声を出した。

 

「ああ、だめ。すごい気持ちいい。」

 

彼女の腰は今までに見せたことのない妖艶な動きを見せた。くねくねと僕のペニスを吸い込んでいく。

 

「エッロいね。」

 

「エロい女の子って嫌い?ごめんね、嫌だったらやめるね。絶対に嫌わないでね。」

 

「ううん、ここまで待って良かったよ。すごい大胆だね。」

 

「ねえ、すっごい恥ずかしい。」

 

言葉とは裏腹に、彼女の腰の動きは勢いを増していく。僕の突き上げも彼女の腰の振りにリンクをしていく。

 

「ごめん、生でしちゃってるね。」

 

「そうだね、でも仕方ないね。」

 

「思いっきり出していい?」

「あんまり出したらレストランいけないかもね。」

 

「もうどうでも良くなっちゃった。ご飯いらないからずっとエッチしてたい。」

 

「いいよ、もっとしよう?」

 

彼女の大胆で妖艶な姿に興奮がおさまらず、僕の頭の中は性的な欲望で溢れた。

 

僕は彼女に対する支配欲すら感じ始めていた。

 

「出すよ?イク、イク」

 

彼女は腰の振りを弱めずに、僕の上でオーガズムを感じていた。

 

僕のペニスはザーメンを吐き出し、彼女のあそこをヌルヌルにした。

 

「むっちゃ出た。もっとしよ。」

 

「じゃあ、食べ終わったらホテルに行きましょう。」

 

僕たちは予定通り、彼女のバースデイを祝って、そしてその後、気が遠くなるほどの回数、sexをした。

 

その後、僕たちはお互いの性欲をぶつけ合う仲になっていくが、それは追々話すことにする。

 

(了)

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