友達でもセフレでもなく、恋人と言ってくれた始めての人
最近、梅毒をはじめとする性病が急激に増えているというニュースを耳にします。女装者の中には成人向け映画館や発展サウナなどに通って出会いを楽しんでいる方も多いと思います。ただ、私は今まで一度もそのような場所に行ったことがありません。知らない人にいきなり身体を許したり、セックスするのはとても危険なことと思っているからです。
だから、これまでネット知り合った方でも、お友達から紹介して貰った方でもいきなり会うようなことはせず、何度もメールでやり取りをして、私なりに安全を確かめてから会うようにしていました。女装をすると直ぐにでも抱かれたい気持ちで一杯になりますが、身体を相手に任せる女にとって全てを受け入れる形になるので、感染は避けられません。だから身の安全のためにも危険な場所に近寄らないようにしていました。
私はいつもスキンを着けないような相手とは決してセックスはしないようにしていたこともあって、今まで相手と親密になることが少なく、一度限りで二度、三度会うケースは殆どありませんでした。私自身がSMプレイのような激しいプレイを避けていたこともあるけれど、私に魅力がなかったのだから仕方がないわと諦めて、また新しい相手を見つけるという行為を繰り返していました。
それでも、あるサイトで私のことをタイプも相性もいいし、理想的な女性だと言ってくれる方が初めて現れました。勿論、私が女装者で男であることを分かっていて、女として愛してくれる相手に巡り合ったことが嬉しくて私は舞い上がってしまいました。ただ、彼は緊縛好きで私のことを縛り、恥ずかしい姿にして責めるのが大好きなのです。最初はそんなSMプレイに腰の引けていた私ですが、彼の縛りは苦しさよりも私の心を縛り、しがらみから解放してくれるように感じたのです。
最初は私を恥かしい姿にして、それを画像に収める彼の趣味を変態的だと思ったのですが、縛られているうちに私の身体が感じてしまい、縄を解いて力の抜けた私を優しく抱いて心を込めて愛してくれる彼に溺れてしまったのです。しかも、彼は私のことを「友達じゃないよ。大切な恋人だよ」と言ってくれた初めての男性でした。それまで私は男性と行為や一緒に撮った画像を残しておくことなど決してありませんでしたが、彼と一緒の画像は毎日眺めているのです。
彼のことが好きになってしまうと何をされても許してしまうのは私の心が既に女になってしまった証拠です。彼から女の名前で呼ばれると自然に「はい、アナタ」と返事をしてしまうのです。でも、彼とのプレイは毎回、私は恥ずかしい姿にされます。特に緊縛は苦しいポーズの連続で、吊られることもあります。でも、身体が宙に浮くと急に力が抜けてしまい、とても心地よい気分になってしまうのです。
そんなある日、私は彼に三角木馬に乗せられて責められました。両手を天井から吊られ、三角木馬に乗せられた私は身動きが出来ません。しかも、両足に錘を着けられたので、私の股間には木馬の先が食い込んでいきます。苦しくて悲鳴を上げながらお許しを請う私の身体を彼は鞭で打ちながら「苦しいか? 苦しければ泣いてもいいぞ」と言い、私の姿を画像に収めます。鞭で打たれるたびに身体が動くので股間の食い込みは更に強くなっていくのです。
ただ、次第に私の身体に変化が現れました。股間の割れ目の痛みは消えることは無いのですが、私のペニクリが大きくなってきたのです。しかも、段々痛みが心地よくなっていき、気が付くと私は喘ぎながら善がり声を上げていました。彼は鞭で私を打ちながら「お前は本物のマゾだな。俺は素晴らしい女を手に入れた。お前を一生可愛がってやるからな」と言い、私を木馬から降ろすと血の滲んでいるオマンコを丹念に舐めてくれたのです。
そして、彼はギンギンに固くなったペニスを私の中へゆっくり沈めていきました。私は身体を痙攣さえながら彼の腰の動きに合わせてペニスを締め付けると「よく締まるオマンコだ。凄く気持ちがいいぞ。イキそうだ。中に出すぞ」と言い、腰の動きを早くします。すると彼のペニスが太くなったように感じ、その瞬間に私の中に精液が流れてくるのを感じました。
彼は汗だくになって私の上に倒れ込み、動かなくなりました。私には彼の身体の重みや体温が心地よく、彼の背中にしがみついて喜びを噛みしめました。そのままの姿勢で私はウトウトしてしまい、気が付くと彼の顔が私の目の前にありました。「凄くよかったぞ。お前は俺の最高の恋人だ。今までこんなに感じやすい女に会ったことがない。もうお前の身体は俺のモノだ」と言って私の唇を激しく奪いました。
私は初めて生で挿入され、中出しされた彼と今でも関係は続いています。互いに妻がいるので一緒に暮らすことはできませんが、いつまでも恋人でいられるのが新鮮で幸せです。最近は彼が中々勃起しないので、私のフェラをする時間が長くなり、リングをつけないと中折れしてしまう事もあります。でも、時間を気にしないで抱き合っているのがとても楽しくなりました。
彼と会っている時だけが私の唯一女でいられる時間です。それはセックスだけでなく、彼に身体を縛られたり、鞭で打たれたり、一緒にお風呂に入って湯船で抱き合っている時間も私には大事な女の時間です。お酒を飲めない彼と一緒に飲みに行くことは無いので、その貴重な時間をこれからも一生大事にしていきたいと思っています。
(了)
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