トランスジェンダーひろのオトコとオンナ!全部魅せるわよ6|イチャイチャがとまらない

・作

 

マリと初めてセックスをして、その翌日から周りの人の目を気にすることなく彼女は大胆になった。

 

もう周囲から何と言われてもいい、私はタクのことが好き。もちろんお仕事はちゃんとする。けれど、ちゃんとするのだからイチャイチャしようが何しようが他人さまには関係ないって感じ。

デスクの下、きれいな脚を伸ばして私の股間にヒールの先を押し付けてきたり、誰も私たちを見ている様子がない時は、キスを迫ったりと、もう無茶苦茶なの。

 

いい仲なのだから悪い気持ちはしないけれど恥ずかしいでしょ、誰だって。

 

家に帰ったら、たっぷりかわいがってあげるから、とマリをなだめ、その場をしのぐ日々が日常になっていたの。

 

そしてマリは私の住むアパートに頻繁に行き来するようになった。何せ私の本質はオンナだから、彼女に正体がばれないようにしなけきゃならないので大変よ。

ブラジャーやパンティ、お洋服なんかどこに隠せばいいの?っていうくらいボリュームがあるのに。

まっ、とりあえず脚立を使わないとみることのできない開きの中にしまったから大丈夫ね。

 

マリは私の家でもボディタッチをガンガンしてくるの。私がお返しにすると、もうすることはすぐにエッチになってしまうってわけ。マリのカラダは齢よりもずっと若いし(熟れ頃の36歳)、ボッキュボンとなっているから私的にはいつも心の中で羨望しちゃう。

 

まったく…でもかわいいっ。

 

  • 7日連続のセックス

「あぁ~んっ」「いいぃっ」「ううっ~ん。も、もっとっ。もっとして!奥までっ」「あっ、ああっ、あぁ~ん、あぁ~ぁん、あうぅ!」

 

「こんなの初めてよタク、燃えるぅ~っ」「あぁっぁっぁぁぁぁ!」

 

私たち、今日でもう7日連続セックスをしているの。私もだけど、マリもタフね、ほんとに。でも何度カラダを合わせても飽きたりなんかしないの。それどころかもっと、もっとマリのカラダが欲しくなっしまう。マリも私が欲しいと何度も喘ぎながらつぶやくわ。

 

「タクのペニスが好きっ。あぁっ、こんなに私と合うペニスってないわぁぁぁ!」

 

正常位で、バックから、上から、立ちっぱなしで、お風呂でと体位を変え、場所を変えながら果てしなく欲望のままにセックスに及ぶ私たち。マリも私とのセックスが気持ちよくて仕方がないって言ってくれるの。

 

「タクっ!あなたが好きっ。死ぬほど好きよっ!」「私のこと、離さないでねっ。あぁっ!すごいっ。感じるっ、気持ちいいっ!」

 

でも、彼女と気持ちいいセックスをすればするほど本質であるオンナとしての私はマリにジェラシーを感じる。そして、こんなに愛している女性に本当の自分のことを言えない。言えばきっと別れるって言われるでしょう。軽蔑もされるに決まっている、でも…。

 

  • 男として、そしてオンナとして

私はトランスジェンダー。カラダはオトコ、心はオンナ。だけど、今、心から愛している人は年上の女性。

 

はっきり本当のことを言ってそれでもいいわって言われたい、でもその可能性はとっても低い。

 

でも…。

 

揺れ動く私の心。どうしよう。

 

なんてことを思いながら今もマリを抱いている私。マリのよがり声が部屋に響き渡って心地よい時間。そして、私が引き金を絞りミルクをマリの膣(なか)に注入するや否や彼女も果てて、性の悦びに満足しきった表情で横たわる彼女。

 

その横顔を見てて私、言っちゃったの。本当のひと。

 

「マリ。ごめん、私、本当はトランスジェンダーでカラダはオトコでも心はオンナなの。だから、私たち別れましょ?」

 

「えっ?なんで別れるの?タクは私のこと、嫌いになったの?私は、あなたのこと大好きだよ。トランスジェンダーだってなんだってタクはタクよね?」

 

「私はタクだから好きになったし、何度もセックスしているし、これからも二人で気持ちいいことたくさんしたいのに」

 

「えっ?本当にこんな私でも、トランスジェンダーの私でも構わないの?世間的に言ってしまえばオカマだよ?」

 

「あなたはオカマなの?トランスジェンダーなのでしょう?」

 

「マリは気にしないよ、そんなこと。タクが好きっ。タクとのセックスも好き。私、できることならあなたと暮らしたいのに…」

 

「ねっ?タクは私と同棲したくない?」

 

「マリは、タクのセックスだけがいいなんて思っていないのよ。あ・な・たが好き・な・の」

 

「私の言う好きはどんなタクも受け入れるってことなの。わかってくれる?」

 

一つ一つのマリの言葉が私の体に浸みこむような気がしたわ。

 

「そう…私のこと、そんなふうに想っていてくれたのね。マリ」

 

「マリ!今日からでもいっしょに住んでくれないかな、私と!」

 

あれよあれよと物事が進み、私たちはその日から同棲をするようになったの。私は隠していた女の子のお洋服や、下着なんかも全部すぐ取り出せるところに元の位置に戻して、したり顔。

 

「そんなに多くのお洋服とか、下着とかあったんだぁ。隠さなくったってよかったのにっ」

 

「あっ、このかわいいパンティ、私にちょうだいっ!」

 

ピンクの両サイドがひも状になっいてフリルの付いている私のお気に入りのパンティを手に取って少女のような顔で欲しがるマリ。

 

「いやっ。これは私のお気に入りなのっ。いくらマリでもそれはやれないよっ」

 

  • 同棲

私たちが同棲を初めてあっという間に一年が過ぎたわ。

 

マリが一番気を使っているのが妊娠。私はもしマリが身ごもったなら、妊娠したのなら認知は当然するつもりよ。だって当たり前じゃない。マリのこと、愛しているし、私はコンドームがあまり好きじゃないから、ナマでしちゃうときも多いの。マリもそのほうがより密着感はあるし、感じるから好きっていうしね。

 

付き合い始めた時、まさか同棲なんて思いもしなかった私だけど、それはマリも同じはず。セフレみたいな関係でいつまで続けられるかって感じだったんじゃないかしら。

 

マリには私が衣装部屋として使っていたスペースを使ってもらい、それぞれが個室を持つような形にして、居間があって、あとエッチの時はどちらかのお部屋にお暇(おいとま)するって感じで落ち着いたの。

やっぱりいくら好き同士でいっしょに暮らすとはいえ、ひとりの時間や空間は必要でしょ?末永く仲良くやっていくための処方術みたいなものね。

 

一つ屋根の下って、なんか落ち着くものなのね。とっても安心感に満たされるわ。マリもそうだって言ってくれたもの。

 

同棲もここまでくるとその先はやっぱり結婚というファイナルステージもチラチラと見えてきたりしてね。言葉には出さないけれど、マリもやっぱりそういうのってありそうだもの。

 

マリは私よりも8つ齢が上のことを気にしているみたい。私にとってそんなことまったく関係ないのだけれどね。

早くおばあちゃんになってタクに捨てられるのはイヤって何度も話してる。そんな外道みたいなこと、私はしないって言ってるのに。

 

世間ではあり得ないケースの「女同士」のセックスはものすごく感じるわ。二人して女の子のいで立ちになってセックスするの。すっごく気持ちいいの。

 

「ああっ、きてるぅ、いいわ、いっちゃいそっ、すごいぃ~っ!」

 

「おかしくなるぅ、たまらないぃっ、タクきて~~っ、ちょうだい、いやぁ〜、死ぬぅ~、死んじゃう!」

 

こんな私たちだけど、二人の愛は深いのよ、とっても。だから次の「トランスジェンダーひろのオトコとオンナ!全部魅せるわよ7」では二人で決めた「絶頂っ!マリとタクのセックスベスト5」と題してお話します。

 

もう、殿方は鼻血たらたら、必須よっ。チャオっ。

 

(了)

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