トランスジェンダーひろのオトコとオンナ!全部魅せるわよ5|初めてのオンナ(童貞喪失)
出会い…彼女の笑顔に天使を見た
28歳。男は知っていても女をまだ知らなかった私。トランスジェンターで男に性欲を感じても女には全くその手を感じたことはなく、生涯にわたり女を抱くことはないだろうと思っていました。
転機は私が28歳になって訪れたのです。入社6年目にして主任というポジションを与えられ、昼間は総務や経理をメインに、夕方から夜は事務所となりにあるプラットホームから荷物の発送を準備したり、個数の確認をしたりする仕事に従事していたのですが、経理のパートさんが家の都合で退職をすることとなり、代替えの人を探さないといけないことになっていたのです。
業務のパートさんからいい人がいると言われ話を聞くと…。
「齢はそれなりだけど商業高校は出ているし、実務としての経験もあるし、きっと即戦力になるわ。そして彼女には別の魅力があって、それは天使の微笑みを持っているってこと。会えばわかるわよ」
何が言いたいのかよくわからなかったけれど、とにかく即戦力になるというキーワードにそそられ、早速面談ということになってみて業務のパートさんの言っている意味がよくわかりました。
(確かに、天使の微笑みだ…)
面接中に魅せた時折微笑むしぐさ、それが本当に「天使の微笑み」に見えたのです。あの業務パートさん、うまいこと言うなぁ。
即採用となった彼女の決裁を仰ぎに支店長に行った際にチクリと言われた「つばめちゃんには決してならないようにね」はどうやら無理だったみたいです。
つばめちゃん…年上の女の愛人。悪くないよ、それ。
即戦力として入社し、本当に仕事は予想していた以上にできる女性でした。そうそう、彼女の名前はマリコ。
彼女はドライバーにも愛想よく挨拶するし、パっと周りを明るくすることのできる女性でした。
請求書の作成や日々の出荷した荷物の個数や重量、出荷した荷物の状況確認問い合わせなどてきぱきとこなす彼女は、スタッフみんなから慕われる存在になっていったのです。
そんなマリコを見つつ、私は仕事のこと以外で彼女に興味を、いえ好意を持つ自分に気づいたのです。
「オンナの私が…女を好きになるなんて…」
- ドキドキがとまらない
そんな感情を知ってか知らずかマリコはボディタッチ寸前の距離まで私に近づき、仕事のわからないことなどを聞いてきました。そのたびに私の内心はドキドキのしっぱなし。
こんな気持ちをもったままではとてもじゃないけど仕事なんてまともにできません。私は思い切ってマリコを昼ごはんに誘い告白することにしたのです。私の心の内を知らなそうな彼女は即答でオッケーの返事をしてくれました。
「なんかナカノさん、私に話したいことってあるんじゃない?」
マリコは定食屋で注文を終えるとすぐさま私に尋ねてきたのです。
そう、たっくさんあるんだよ、本当に。でも、今日伝えたいことはたった一つ。好きって一言。私は心の中でそう思いつつ、マリコの視線を追っていた。
まっすぐ私を見る目がとても純粋でかつ真剣なのがわかる。彼女も私の気持ちをわかってくれている?
「好きなんだ…あなたのことが…」
「私も、好きだよ、ナカノさんのこと」
「以前からさりげなくボディタッチとかしてアプローチしていたの、わかった?」
「やっぱり…そうだったんだっ。私もなんとなく、わかった」
「う~ん。わかっていたのならもっと早くコクってほしかったな」
マリコは私よりも先に好いていてくれたてたのかしらん?でも、私はトランスジェンターでオンナだからコクられたことはあっても先にコクったことなんかなかったから仕方がない。
「じゃ、付き合うってことでいのかな?私と。ナカノさん」
「あっ、ちょっとその前に話しておくけれど、私は只今夫と別居中で、あと一ヶ月くらいで正式に離婚します。ナカノさん、私とは結婚を前提にお付きあいなんて考えていないわよね?」
「齢、8つも上だし、バツイチの女なんかとセックスはいいけれど結婚なんか考えないでね?」
「ナカノさんはとっても誠実で信用できる人って思うから私、お付き合いをしたいって思ったの。だからそれでいいよね」
顔を私のそれにめいっぱい押し付けながら話すマリコに私はドキドキがとまりませんでした。
「今は、私もマリコさんを好きって言うのが精いっぱいだけど、今後の気持ちはわからないよ」
とりあえずお付き合い成立ってか!
- 童貞喪失
告白をし、相思相愛の確認が取れた私たち。その次の土曜日の昼間、さっそくファーストデートという運びになったの。
いつもならデートの前はブラジャーやパンティとコーディネートするお洋服は何にしようなんて考えながらワクワクするのに、今日は全く別の感覚なんて!
だってオンナの装いでデートに行くわけにもいかないし、男物のお洋服ももちろん持ってはいるけれど、そんな興味があって買ったわけじゃないし…。とりふえず、ジーンズにワイシャツ、上着はピーコートを羽織っていけばいいっか。あっ、一応避妊具、コンドームも持っていくか…。
デートの時間はあっという間にきてしまい、いつものオンナの姿ではない私は戸惑いが隠せぬままちょっとだけメロウな気分で待ち合わせの場所に着いたのです。
ファーストデートのマリコの姿は職場で見るようなやや地味なものではなく、チャイニーズドレスで純白のものだった。わきにスリットが入っていて、おみ足がきれいだしセクシーすぎる。
(私も今度、買ってみようかしら。とってもセクシーだわ)
バストも普段とは違っていいころ合いの大きさだし、これが本当のマリコのバストなのね。普段のマリコのバスト、男性視線を気にして、抑えていたのね、きっと。今はすっごくいい形をしたバストだもの。
いろんなことを想って見ていたマリコがいきなり言うの。
「ねぇ、どこのラブホテルに行くの。つまらないところじゃ私、いやよ」
「えっ…いきなりいいのですか?」
「だって…ナカノさんだってしたいでしょ?エッチ。私はもうパンティ濡れてるよ」
そういうと私の右手をチャイニーズドレスのわきから上にたどってパンティの中に滑り込ませたの。
「ほらっ、ね…もう…たっくさん…ねっ?」
確かにマリコのパンティは愛液でたっぷり濡れて、ヌルヌルだった。いきなりよくもまぁ、こんなに濡れて…。でも、こちらもコンドームも持ってきているし、元々エッチしたいとは思っていたからもういいや。
私はガマンできないって子どものように駄々をこねて、私の車の中にマリコを連れ込み、マリコを犯しにかかったの。
幸いにして車を停めていた駐車場は一番端っこで人の視線もないし、マリコと車内でエッチしても大丈夫そう。
「ナカノさんって、案外スケベなのね。あんっ!さっ、さっそくそんなところに指を挿入てきて…」
「あっ…ナ、ナカノさん、気持ちいいわっ!もっと奥まで指をっ…」
「もうダメっ。私、後ろ向きになるから、バックから挿入して!私、犯されているっ感じがしてバックスタイルが大好きなのっ!」
濃紺のパンティをめくりあげて、エロチックなヒップをこちらに魅せながらマリコはほとんどメスの獣のようになり、私がバックスタイルで犯せるよう導いてくれたわ。
いつも私はマリコの立場でバックから犯されていたのに…。
と思いつつも、たまにはこういうのもいいと思ううちに私のペニクリ(ペニス)も猛々しく勃起し、マリコを受け挿れる態勢になって。
最初はチロチロと挿入するかしないか程度にヴァギナにあてがっていた私のモノのやりとりにマリコはけしかけるように叫んだわ。
「ナカノさんっ!そんな意地悪しないで深く挿(い)れてっ!ほしいのっ。あなたのペニスがっ!」
私はその言葉を聞きながら思ったわ。あぁっ、いつもなら自分が言っているセリフだわって。
「いいっ!もう、最高だわっ!ナカノさんのペニスって私のヴァギナにちょうどいいって感じだわ。ねぇ…いきなりこんな風にセックスしちゃっているけれど…わっ、私のこと…
あっ、いいっ!…きらいにならないでねっ!あっ、あ~ん、いいっ!めっちゃくちゃ気持ちいいわっ」
私の童貞はこれでさようなら、ね。
そう、マリコは私にとって私が男として臨んだ初めての女であって、童貞をあげた女(ひと)。
「あっいいっ。本当にいいっ。も、もっとしてっ!奥まで、もっと奥まであなたのモノを埋め込んでっ!あっ、あっ、もっ、もっとっ!あなたのおちんちん、本当に私にしっくりくるわぁ。」
アクメの貌になり、必死に私のペニスをさらに奥まで咥えこもうと叫ぶマリコ。普段の自分を見てる思いは最後まで捨てることはできず、二人同時にフィニッシュとなる。
- オンナの私が
男の私も悪くない。
マリコとの官能的なセックスを終えての正直な感想がそれだった。マリコとはしばらくはお付き合いをしていくつもりだし、彼女も私との交わりに満足しているみたいだから、男としてどれだけ尽くせるのかも自身知りたいしね。
でも…オンナの私がこんなに男となって女を、バツイチになりかけの熟年女性を性の悦びで満たしてあげることができるなんて思いもしなかった。
マリコから言われたの。
「ねぇ…もうこれからは私のこと、マリって呼んでほしい。ナカノさん、ナカノさんのことは…タクって呼んでいいかしら?」
「タクかぁ…」
実際、私の名前はタクだからいいんだけれど。以前付き合っていた男からもそういわれたわぁって思っちゃっただけ。
そして、二人の愛人関係は今後7年続くことになるの。長いわよねぇ。8つ年上の女性とね。やっぱ、年上は安心感があって抱けるからいいのかしらん?
(了)
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