女装者の私を見出してくれた先生の妻になれる日まで

・作

大学生の私は、母の再婚を期に一人住まいを始めました。母は長い間義父の愛人でしたが、やっと正式な妻になることが出来たのが一人気暮らしの理由でした。新しい部屋の場所は学校に通うのに便利な都心にあるマンションで、家賃は義父が払ってくれました。

 

私は離婚した母に女手一つで育てられたので、小さな頃から家に一人いることが多く、寂しさの中で私はいつも母の温もりを感じる服や下着を身に着けることを覚えました。

 

そして、大きくなるにつれてその行為が女装に発展していったのです。次第に母の下着だけでは足りなくなり通販を使って自分で買い、身に着けるようになりました。

 

次第にお化粧を覚えるとウィッグを着けて夜の街に出かけるようになり、一人暮らしを始めると学校に行く以外の時間は女性の姿で過ごすようになりました。

 

私の住んでいるマンションは、一階や低層階はお店や会社の事務所が多く、上層階は住宅用です。便利が良いので一人住まいのサラリーマンや個人事務所、仕事部屋として使っている人もいました。私はそこの1DKを借りて暮らしていました。

 

ある日のこと私が夜、女性の姿で出かけるところを同じ階の男性に見られました。その階には男性しか住んでないので、不思議そうな顔をされました。

 

ただ、友達が部屋から出ていく時にたまたま出会ったということもあるので、気にしないでいたのですが、私はまたその男性に出会ってしまったのです。

 

そして、ある日のこと私が学校から帰ると郵便受けに一通の手紙が入っていました。そして、その方が官能作家だということを後で知ったのです。

 

「私は仕事柄、女装をしている方にお会いすることが多いので、君を見て女装子さんだということが直ぐに分かりました。最初はあまりきれいで可愛いので直ぐに女装だと気が付きませんでしたが、二度目に見かけた時に確信しました。このマンションであなたのことを知っているのは多分私だけです。ゆっくりお話がしたいので、一度私の部屋を訪ねてくれませんか?」という内容でした。

 

今まで街を歩いていてもお店に入っても誰にも男だと知られることはなかったので、二度見かけただけで分ってしまったことがショックでしたが、私は勇気を出してその部屋を訪ねることにしました。

 

私は女装をしていましたが、ノックをして男の声で自分の名前を名乗りました。そして、作家である男性を私は先生と呼びました。すると、嬉しそうな顔で私を招いてくれました。

 

先生は向かいのビルの地下にゲイバーがあるのを知っていたので、私がそこで働いているのだと思っていたようでした。でも、私はそうではないことを告げました。

 

そして、先生は私が何も手を加えていないのに身体が女性的で理想的な体型だと言ってくれました。そして、いつか女性になって暮らしたいというと「君ならば大丈夫だよ」と言ってくれました。

 

そして、先生は急に「君の身体をよく見たから裸になってくれるかな?」と言ったのです。私は恥ずかしかったけれど、先生の言うとおりに服を脱ぎ、下着姿になりました。

 

すると先生は私のブラジャーを外し、ショーツを脱がせました。そして、「綺麗だよ。素晴らしい身体だ」と言って抱きしめ、そっとキスをしました。

 

そのまま私はベッドに押し倒され、その上に先生が身体を重ねました。そして、私は初めて男性に身体を奪われました。先生は私が痛みを感じないように固く閉ざされたアナルをゆっくりとほぐし、ゆっくり挿入しました。

 

初めてのセックスは私に十分な女のよろこびを与え、それから毎晩のように私は先生の部屋に通うようになりました。そして、時々夜のお店に私を連れて行くと、お店の女性に「とても可愛い彼女ね。どこで見つけたの?」と言われます。

 

そこで先生はすかさず「僕の娘だから、変なことを教えないでくれ」と言ってとても大事にしてくれました。

 

でも、そんな素敵な時間は長くは続かず、私は卒業して就職が決まるとこの町を去ることになりました。

 

別れる間際まで私は毎日の様に先生の部屋に通い「いつか女の身体になって先生と一緒に暮らしたいわ」と話すようになりました。私は既に身体も心も女に変わってしまったのです。

 

でも、先生のこの部屋は仕事場で、ちゃんと自宅があり、そこには奥様もいます。でも、私はあきらめきれず、毎週仕事先から電車を乗り継いで先生を訪ねてしまい、心を満たしていました。

 

そして、とうとう離れ離れに我慢できず、仕事を辞めて東京に戻り、近くのお店で女性として働くことにし、ホルモン治療を始めました。そして、お金を貯めて女性になるための手術をしたいと思うようになったのです。

 

私は先生の愛人でも構わないので傍にいたいと思っています。今はまだお尻だけれど、いつの日か私は先生とオマンコで男と女のセックスをしたくてたまらないのです。

 

そして、女の身体を手に入れて、母のようにいつか正式に先生の妻として暮らせたら幸せだと思っています。その日が来るまで働いてお金を貯めようと思っています。

(了)

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