変態ビューアーに煽られ欲望ファック  

・作

ガールフレンドができた時、それが何代目であっても付き合い開始直後の愛おしさレベルはそうそう変わらない。何を言われてもOKだし、逆にいうと何を言っても傷つけてしまうのではないかと疑心暗鬼にもなる。別れた後で振り返ってみると、「それは絶対アウトでしょ」という行動の一端が見えたりする。

 

 今日の話はその部分。別れた後、頭を抱えたくらいの羞恥の話をしたい。

 

 私が年上の彼女と付き合っていた時の話。8歳も年上で、しかも私自身は30歳を迎えていなかった。一方の彼女は40を目視していた。この年齢間隔は、精神レベルで読み替えると非常に大きい違いとなる。私は生物的で、直感的で、ペニスでしか物事を図れない男だった。一方彼女は、理知的で感情のコントロールに長けていた。

 

 おそらく、私が普通に生きていたら彼女のような女性と出会うことすらなかった。人生とは妙なもので、時々出会いのラインが妙な重なりを見せる。それを人は出会いと呼ぶわけだが。彼女は誰が見ても美人だったし、彼女を一度見るだけでは飽き足らずに二度見する人も少なくはなかった。

 

 ただ、私にとっては理想的な彼女がいると言われても、あまりピンと来なかった。私にとっては忙しい時間をぬって合わないといけないかったし、会っていない時間におtガイアが何をしていたかについての情報交換ほど面倒なものはなかった。

 

自然と夜に出会うことが多くなっていた。夜に会えば食事で面会を済ませることができるし、性欲が前に出てきたらそのまま彼女の部屋に転がり込めば良い。

 

 その日は、食事中から彼女のスカートの中が気になって仕方なかった。彼女は職務上の細かい話を鮮明に話し込んでいたが、私はワインを片手に、「こんな女を抱けるのは幸せなのだろうな」とぼーっとしながら、タイトなスカートのタイツの中身を妄想していた。

 

おそらく、彼女にはどのような変態注文をしても、受け入れられたと思う。でも、本当に直接交渉してしまうと、彼女の「嫌だったことリスト」に入ってしまい、別れるその瞬間に糾弾されるかもしれない。変態妄想リストに書き込まれた注文をどうやって暗示していくかは、カップルにとっての永遠の課題ではないだろうか。

 

 彼女の部屋に行く。ミニマムに置かれた家具、そしてきちんと整頓されたベッド。香りも主張しすぎず、ただしきちんと美しい女性の存在を強調してくる。

 このまま彼女の衣類を脱がせてエッチするのも全然悪くない。興奮の絶頂には導かれるだろうし、ここにきたことへの満足を感じることもできるだろう。

 

 だが、その日は彼女の「導入」が違った。

 

「ねえ、私の話聞いてなかったでしょ?」

 

彼女が私の抱きつきながら言った。声には弾糾するような色はなく、むしろ甘えた音色が込められていた。彼女の髪の毛から妄想を掻き立てる甘い香りがする。おそらく私の好みの匂いをチョイスしてあるのだろう。

 

「ずっと私のスカート見てたよね。今日スーツだし、キャミも着てるから◯◯君の性癖に刺さりまくっちゃうよね。」

 

言いながら、私の下半身に彼女の柔らかい手を這わせ、耳元に息を吹きかけてくる。

 

ここでsexをしてしまったらこの興奮は終わってしまう。

 

私の性癖ごと衣装にしたような今日の彼女を、このまますぐに味わい尽くしてしまいたくない。

 

「ねえ、あれしよっか。」

 

私から命懸けの提案をする。これが外れたら、私と彼女との関係は急冷凍される。

 

「え、あれってライブ配信のこと?」

 

「そう。だめ?」

 

私はこれまでにも彼女にオナニーを録画させたり、ハメ撮りをしたりしてきた。

 

だが、やはり私にとっての最高の興奮は、「自分の大切なものが人に見られて恥ずかしがっている」という構図にある。

 

彼女も私の性癖のことは熟知していたから、実はこの話はこれまでに何度か話し合われ、段階的に準備が進められていた。

実はもう配信ができてしまうような段階にまで環境整備が終わっていた。

 

「今日は本当にしたい。むっちゃ興奮すると思う。」

 

「うん、わかったぁ。やってみよっか。」

 

まさかの承諾に興奮を隠せないまま、私は彼女のラップトップを起動させる。契約している配信サイトにアクセスし、ウェブカムの準備をする。

 

顔を見せないでもある程度閲覧者は来るし、そもそも大人数に見られること自体は私が気にかけていることでなかった。単純に、誰かの目に彼女が晒されていたらオッケーなのだから。

 

「リモートバイブ、パンツの中に入れていい?」

 

「うん、やっぱりこれがあった方がいいんだよね?」

 

「うん。俺もこのあたりでちゃんと存在だけ写しておくから。見に来るおっさんたちが彼氏がいるのにこんないやらしいことしちゃってって、リモートバイブ揺らしまくってくれるよ。」

 

「わかったぁ。」

 

彼女が渋々、課金によって遠隔操作が可能になるバイブをパンツの中に差し込む。

 

「じゃあ、配信オンにするね。俺はこの辺りで見切れてるから。」

 

配信後、相当な数のアクセスがあり、そして課金やコメントが始まる。

 

ユーザーが課金するたびにバイブが振動し、彼女の腰が動く。

 

「ああんっ。」

 

演技ともリアルだとも判断つかないレベルで、彼女が腰を揺らして声を漏らした。

 

「彼氏がいるのにエッチだね。」

「仕事終わりにエッチなことしたくなったんだ。」

 

「見られて濡らしてるんだ。」

 

卑猥なコメントの量が増え、課金の回数とバイブ振動の時間が増える。

 

ルーム全体の妄想度合いが高くなり、捩れた欲望が彼女に当てられる。

 

「ねえ、顔見せてよ。」

 

「どうせエッチな顔してるんでしょ。」

 

「涎思い切り垂らしてよ。」

 

「キャミソールすっごいエッチだね。上司もそれ思い出してオナってるんじゃない?」

 

ブーン、ブーン バイブの音が止まらない。

 

「ああっ、ああ、ダメ。」

 

私もコメントを書き込む。ユーザーネームは知らせてあるから、私のコメントだと彼女にはわかる。

 

「ねえ、みんな、いっせいのーででバイブ揺らそうよ。」

 

「いいね、それ」「いやらしいねえ。」「彼氏もさぞかし気持ちいいだろうなあ。」

スレッドの反応も止まらない。

 

「セーノ」

 

ブーン ブーーン ブブブブ

 

彼女のパンツのなかでバイブが無限に振動する。卑猥なコメントと汚れた意図に監視される不快感と罪悪感に彼女が溺れていくのがわかる。

 

ああっ、ああ、ああああああん!!

彼女の声のトーンがどんどん低くなっていく。

 

どんどんスレッドの声に従って、淫乱な姿になっていく。

 

「パンツの中に手を入れて愛汁見せてよ。」

 

「また涎垂らしてよ。」

 

「指何本はいるの?」

 

「もうバイブ差し込んで欲しいんじゃないの?」

 

「ああん、あああああ、もうだめ、びちょびちょになっちゃう!もう挿れて欲し・・」

 

もう理性の崩壊を防ぐこともできずに、気がついたらカメラのアングルなど考える余裕もないまま、彼女のバイブを抜き去り、ペニスを差し込んでいた。コンドームの準備などあるはずもないし、ただただM字開脚した脚を広げ、ペニスを放り込む。

 

ああああああん、あああああん

 

背中で課金通知の音が鳴りやまない。おそらく500を超す人間が、深夜帯のこの時間に人のsexを覗き込み、そして自慰行為に励んでいる。その具体的なイメージがさらにペニスを固くさせていく。

 

「かたい、す、ごぅい硬い。ああっ、あああっつ ◯◯くん興奮してくれてる。嬉しいぃぃ」

 

腰の動きが止まらない。酒のダメージも、ゴムをしていないという罪悪感も何も抑止効果を発揮しない。どんどんと、彼女の濡れた穴に肉棒を抜き差しする。息は上がってしまって体の感覚も感じないが、ただただペニスを喜ばせたい。脳内に感じたことのない空気圧を感じ、息苦しさの中に言葉では言い表せない喜びがある。

 

「俺の彼女は変態どもに見られながら感じまくっている。」

 

その事実がたまらなく興奮させた。

 

「ほら、何が欲しいの。言ってごらん。」

「◯◯くんのせいしぃほしいぃ」

 

「どこに??」

 

「あん、あんっ、言わせないでええ。マンコにいっぱい出してぇぇ」

 

とっくに抜いて地面に転がっているだけのバイブの振動が一層激しくなる。

 

私のフィニッシュをどこかの変態どもが固唾を飲んで見守っている、その合図だ。

 

「見られて嬉しいんでしょ。ねえ、イクよ?マンコにいっぱい流すね。」

 

汗と涎でぐちょぐちょになった乳首を口に含みながら、最後のピストンをする。

 

もう下半身に意識も行かなければ、脳内の空気圧も限界を超えている。

 

何かが体内から暴発するような感覚の中で、下半身のむず痒さから解放されたい一心で下半身に最後の振動を与える。

 

Sexの後、しばらく動けなかった。配信を止めないといけないとか、彼女を労わるとかそういうことも忘れて、ただその場に転げ落ちた。

 

彼女が私を抱きしめながら頭を撫でてくる。

 

「気持ちよかった?」

 

「ぅん。」

 

「よかったぁ。◯◯くんがこんなに興奮してくれて本当に嬉しい。」

 

私たちがこのタイプのエロにハマってしまったことはもう説明の必要がなかろうし、後日談を話せる日を待っていて欲しい。

(了)

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